食のプロたちが選んだ「本当に旨い餃子」はこれだ!


銘店部門で最高金賞を受賞した「手作り餃子の店 吉春」(東京・国領)の吉村千恵子さん(左から2人目)

■すべての餃子好きに贈る!「JAPAN餃子大賞2026」とは
「JAPAN餃子大賞2026」の授賞式が7月24日に東京都内で開催され、「餃子銘店大賞」「総菜餃子大賞」「通販餃子大賞」の3つで金賞受賞店&事業者、そして栄えある最高金賞受賞店が発表された。名だたる餃子愛好家たちが選んだ“本当にうまい餃子“は果たして!?

JAPAN餃子大賞とは、『おとなの週末』(講談社BECK)編集部が主催する「本当にうまい餃子を決めるアワード」。日本の国民食のひとつともいえる餃子において、本当にうまい餃子はどこに行けば食べられるのか? という呼びかけのもと、東京・神奈川・千葉・埼玉の専門店や中華料理店が提供する餃子のなかで、名だたる餃子愛好家たちが審査員となり、傑作餃子を選ぶ。

第1回は2025年に開催され、総合部門1位に『餃子の店 ニイハオ』(東京・幡ヶ谷)が選ばれている。

第2回の開催となった今回は、昨年と同様の店舗で味わえる餃子のナンバーワンを決める「餃子銘店大賞」に加え、スーパーマーケットなどで総菜として販売されている餃子を対象とする「総菜餃子」、全国から取り寄せることのできる商品を対象とする「通販餃子」の計3部門を設けた。

さらに、今年からはランキング形式ではなく「金賞」と、その中から最も優れた「最高金賞」を選出する形式に変更された。


「JAPAN餃子大賞2026」の審査員7名。(左から)熊谷真菜氏、クック井上。氏、小野寺力(ちから)氏、オガサワラガク氏、松田理奈氏、塚田亮一氏、西川剛史(たかし)氏

各部門の最高金賞を選ぶ審査員には、餃子を愛してやまない7人が名を連ねる。

東京餃子通信編集長 塚田亮一氏、餃子超人 オガサワラガク氏、一般社団法人日本コナモン協会会長 熊谷真菜氏、料理芸人・餃子芸人 クック井上。氏、冷凍食品PR連盟 連盟会長 西川剛史(たかし)氏、愛餃家・ヴァイオリニスト 松田理奈氏、一般社団法人焼き餃子協会 代表理事 小野寺力(ちから)氏だ。

JAPAN餃子大賞2026審査員たちによる審査会での様子

■「餃子銘店大賞」最高金賞は『手作り餃子の店 吉春』が受賞!
授賞式には各部門の金賞受賞店が集結。最高金賞については授賞式当日まで明かされず、発表の瞬間を待つ会場には緊張感が漂った。

「餃子銘店大賞」では、9店舗が金賞を受賞。そして、その中から最高金賞を受賞したのは、東京・国領に店を構える『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』だ。

「餃子銘店大賞」最高金賞『手作り餃子の店 吉春』吉春餃子(5個)

審査員のオガサワラ氏は「審査方法としては、審査員の5名が個人的に店舗に伺って実食させていただき、1都3県から選出いたしました。私たち審査員は、生きとし生けるすべての餃子を愛しています。なので10店舗を選ぶのは楽しくもあり、難しい作業でした。今回の審査では、単に餃子のおいしさだけではなく、『心動かされた餃子屋さん』を選びました。今日の日本の豊かな餃子文化に繋がっている、地域で愛されるお店に感謝をお伝えしたいと思っています。毎日餃子を作る人へのエールになることを祈っております」と、審査方法と餃子銘店への熱い想いを語った。

『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』店主 吉村千恵子さん

『手作り餃子の店 吉春』の店主・吉村千恵子さんは「まさか最高金賞をいただけるとは思っておらず、緊張と感動でいっぱいいっぱいです。よしはるは今年で6年目に入りました。コロナの時から始めて、皆さんの支えがあってここまで来られました。感謝と感動です。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします」と、涙ぐみながら語った。

『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』

同じく審査員の塚田氏は「『吉春』さんは、お店で手作りされる皮の評価が高かったです。季節ごとに旬の野菜を使ったさまざまな餃子もあり、次に来店した時への期待感もありました。また、今回から『食の体験』というのも審査の基準となっており、皮を目の前で延ばして包んで、提供してくれるといった点でも銘店部門の中では抜きんでていました。」と、最高金賞に選んだポイントを語った。
■新設された「総菜餃子大賞」と「通販餃子大賞」の最高金賞受賞の事業者は?

「総菜餃子大賞」最高金賞 株式会社ユニバース「琥珀黄金焼き 短角牛とガーリックポーク餃子」

審査員のクック井上。氏は「総菜部門に関しては、スーパーの方々に実際に餃子を持ってきてもらい、プレゼンをしてもらい審査しました。それぞれのスーパーでしか出せない個性と、利用するであろう家族皆さんから愛していただけるような味という両輪を成立させていて、その商品開発力に本当に驚きました。そのなかでも、皮、個性、バランス、冷めた後にどうしたら美味しく食べられるのか、満足度という点で抜きんでていました。でもやっぱりあの餃子も美味しかった! と思ってしまうほど、そのほかの金賞とも接戦でした。JAPAN餃子大賞を通して、スーパーのお惣菜にもこんなに美味しい餃子があることと、こんなにも人生を賭けて餃子を造られている方々がいることを、皆さんに知っていただけたら最高です」と、審査の方法と想いを語った。

ユニバースの担当・本間康之氏は「最高金賞をありがとうございます。餃子作りに関わってくれた全ての方、普段美味しく焼いてくれているスーパーの従業員、食べていただいているお客様、全ての方に感謝しています。スーパーマーケットのデリカにしかできない付加価値をつけるということが商品開発の上で非常に大切だと考えています。これからもこの点を追究していきたいと思います」と、強く語った。

「総菜餃子大賞」金賞を受賞した事業者たち

審査員の熊谷氏は「総菜部門ですと、時間が経つ、温めなおすというのが前提です。そのなかでも、ユニバースさんは、皮と餡のバランスが良く、見事な焼き上がりで完成度の高さが評価されました。特に、時間が経っても皮の食感が損なわれず、餡との一体感を保っていました。より美味しいものを届けたいという想いが伝わってきました。ユニバースさんをはじめ、金賞受賞の皆様にさらなるおいしさを期待しております」と、審査のポイントと今後への期待も語った。

そして、「通販餃子大賞」最高金賞に選ばれたのは『餃子の馬渡』の「馬渡のもっちり餃子」。

「通販餃子大賞」最高金賞 『餃子の馬渡』「馬渡のもっちり餃子」

審査員の松田氏は「通販餃子部門では応募を募り、商品に書いてある焼き方で焼いて実食しました。プラスで、プレゼン動画や資料を拝見しながら審査させていただきました。私は常日頃から通販餃子をいただいているのですが、連続して食べ比べて見ると個性や込められたメッセージ、愛情がより際立って感じられました。通販餃子の部門は、『みんなで作って焼いて食べる』という部分で餃子の原点でもあるのではないかとも思っています。審査会の2日間は個性と愛情を強く感じて、心もお腹もいっぱいになりました」と、審査の方法を語った。

受賞を受けて、担当者の馬渡さんは「まずはこのような企画を立ち上げてくださり、感謝で一杯です。皆さん、冷凍餃子を通販で発送するときには想いを込めて発送していると思います。ただ、通販というのは、なかなか日が当たらないというのもあるかと思います。この賞をきっかけに、受賞した皆さんと餃子界を盛り上げていけるように日々の仕込み等を頑張ってまいります」と、これからの意気込みを改めて語った。

「通販餃子大賞」金賞を受賞した事業者たち

審査員の西川氏は「どの通販餃子も美味しく、このお店のこの味が家で楽しめるのかと衝撃を受けました。『餃子の馬渡』さんは、肉の甘みと、ジューシーさ、野菜の甘みとのバランスが良かった。特にうどんのコシのような皮のもっちり感が非常に美味しく、驚きました。通販餃子では、家庭用のフライパンで焼いても美味しいかという点が大切な審査基準です。『餃子の馬渡』さんでは、焼くためのラードが別途でついており、こんがりカリッと焼き上がり、お店のような仕上がりになっていました。 通販をきっかけに、実際にお店に伺ってみて欲しいなと思っています」と、審査方法について語った。

授賞式の最後には、一般社団法人焼き餃子協会代表理事の小野寺氏が今回の大賞選出について語った。

一般社団法人焼き餃子協会代表理事の小野寺氏

「昨年から実施しているJAPAN餃子大賞ですが、今年からは総菜・通販部門でエントリーを加えました。さらに、今回から審査基準を明確にしました。『餃子銘店』部門では、昨年まではシンプルに美味しいお店を順番に並べていましたが、今年から美味しさは6割しか評価していません。残りの4割は餃子愛やお店と地域の関わり方、来店した時のパフォーマンスなども含めて審査しています。『総菜餃子』部門は、スーパーと地域の関わり方や地元食材の使用などの密着性に加え、廃棄の行方などSDGsの観点でも評価をしました。『通販餃子』部門では、北海道から沖縄まで全国からエントリーいただきました。各家庭で焼くので、美味しい食べ方や焼き方がすぐに分かるのかという点も審査基準にしていました。私たちは今日がスタートです。受賞したことをどんどん世の中に発信していただき、美味しい餃子をお客さまに体験してもらい、世界をもっとハッピーにしていけたらと思っております。来年の開催時も、審査員をもっともっと悩ませていただきたい!と思っております。また、受賞をきっかけに、お店同士の横のつながりも強化してもらえればと思います」と今後への期待も話し、授賞式を締めくくった。

写真:(C)西崎進也/おとなの週末編集部

【JAPAN餃子大賞2026 最高金賞 受賞店】
手作り餃子の店 吉春
東京都調布市国領町8-1-14
042-426-8153
営業時間 17:00~22:00 L.O. 21:15(二部制)
定休日 火曜日
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