デジタルギアを連れて避暑ワーケーション

【デジタルギアを連れてワーケーションしよう!・19】7月下旬は全国各地で猛暑が続きました。今年から40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶ動きもありますが、さっそく酷暑日を記録した地域もありましたね。この時期、八ヶ岳もさすがに暑くなりました。

全国各地で猛暑日が続く中、八ヶ岳も暑かった!

僕が暮らす小淵沢は東京と比べるとだいたい7~8℃涼しいんです。でも逆にいうと東京が37℃などの猛暑日になれば、こちらも30℃を超えてきます。例年30℃を超えるのはお盆頃の1週間程度だったんですけどねえ。

今年は梅雨明け早々から連日の30℃超え。もちろん他の地域と比べれば気温も低いんでしょうけど。でも普段は涼しいだけにこの暑さはこたえました。

特に屋根に近い2階は熱がこもります。なので寝るとき以外はほとんど1階で過ごしています。冬は逆に1階が底冷えするので主に2階で過ごしています。猫が家の中で一番快適な場所を見つけるようなもの。気持ちいい場所を探して過ごしています。

実はこの時期、一番涼しいのはテラス。タープを張っているので日差しも防げます。風が通るので熱がこもる室内よりもむしろ涼しいんです。小さな卓上冷風機もあるのでそこまで暑さも感じません。

冷風機というのは水の気化熱を利用して涼しい風を送るもの。エアコンのように部屋全体を涼しくすることはできませんが、冷風を自分に向ければ案外涼しくなります。

ヤツクルベースにはエアコンがありません。これまでは暑さも一時的なものだったので冷風機と扇風機で十分だったんです。でも今年は日が落ちてもしばらく暑さが残っている感じ。そろそろエアコンも必要かもしれませんね。周囲でもだんだんエアコンをつける家が増えてきました。

でもまあ、まだしばらくは冷風機でなんとかなるでしょう。幸い僕の仕事は比較的時間の自由度が高いもの。仕事は午前中や夜など涼しい時間帯に進めて暑い時間帯は無理しないようにしています。

暑いと頭が働かないですからね。夜の方が仕事がはかどるんですが、そのままだと睡眠時間が削られてしまいます。そこで昼の暑い時間帯にシエスタ(昼寝)したり、近くのプールで泳いだり。運動すると適度に疲れるので昼寝も気持ちいいものです。

とはいえクライアントとのオンライン会議など、午後に仕事が入ることも当然あります。あまりに暑ければエアコンのあるコワーキングスペースを利用するなど、柔軟に対応しようと思っています。暑さが落ち着くのが一番ありがたいんですけどね。

暑いので涼しい山へ、思い切って3泊縦走

あまりに暑いから、というわけでもないのですが、梅雨明け早々に八ヶ岳を歩いてきました。以前この連載でも紹介した、ワラーチ(山も歩けるサンダル)で長い距離を歩いてみたかったんです。

今回はテントを担いで3泊4日、北横岳から赤岳までの縦走です。八ヶ岳の中核部をのんびり歩くことにしました。僕はこの縦走スタイルがお気に入り。毎日違う場所へ移動することで、旅を実感できるところがいいんですよね。

縦走では常に全ての荷物を担いで移動します。荷物の重さは疲労度や膝への負担に直結します。なので、できるだけ荷物は軽くするのが鉄則。とはいえ雨具やファーストエイドなど、絶対必要なものだけでもそれなりの重さになります。夏場は水も多く必要です。

1gでも軽量化したい。そんな状況ですが、今回は3泊4日の長旅。突発的に仕事も飛び込んでくるかもしれない。念のためPCも持っていきたい、というジレンマがありました。

モバイルバッテリーと古いChromebookで乗り越える

山でもPCは欲しい。だけどメインのChromebook Plusはさすがに持っていくには重たすぎる(約1.2kg)。そもそも14インチのPCは縦走のザックに入れるにはちょっと大きすぎる。さて、どうしたものか。

念のため持っていく程度なので、性能は低くてもいい。できるだけ小さくて軽いPC。山で雑に扱うことを考えると、安い方がいいし、わざわざ新しく買うのも、ちょっともったいない。

そんな風に悩んでいたら、そういえば昔サブマシンで使っていたAsusの古いChromebookがまだ手元にあることを思い出しました。メモリーも4GBでCPUなんてなんだか分からない機種。今となってはポンコツだけど、とりあえず今回はそれで試してみよう。

あまりにも古い機種なので起動したら「今回が最後のOSアップデートです」という表示が。事実上、最後の利用になりそうですが、まあ、今回乗り切れればいいでしょう。便利なら新しい機種を買えばいい話ですから。

あとはモバイルバッテリーだな。3泊4日のスマホ充電を考えると2万mAhくらいの容量が必要そう。カメラやPCも充電するから出力も高めでないと。これは手持ちのバッテリーでは力不足だから新しく買おう。

Amazonでスペックと値段を調べて、選んだのはAnkerのバッテリー。容量は2万mAhで出力は85W。ちょっと重たいけれど容量とPC充電を考えれば仕方ないところでしょう。

結論からいうと、このバッテリーは大正解。縦走で助かりました。毎日、スマホとカメラを充電して、それでも下山時に30%弱の残量がありましたからね。縦走中はスマホの登山用GPSマップを起動させているので、案外スマホの電池を消耗するんです。

また、午後には山小屋に到着するのですが、電波が弱いところが多い。SNSやニュースを見るのも難しく、ダウンロードしたKindle読書が主な暇つぶし(今回の縦走で「成瀬は天下を取りに行く」を完読!)。これもスマホの電池を消費させるので、毎日ほぼフル充電でした。

僕は「山ではドコモ回線が最強」と思っていたのですが、最近はスターリンクを使う山小屋も増えていて、auしかつながらないところも多かったですね。今後はドコモとauの“2枚SIM挿し”が有効かもしれません。

電波がなければただの文鎮になってしまうChromebookですが、それなりに役に立ちました。不思議なもので前日までは落ち着いていたのに、山に入ったら途端に次々といろんなクライアントから連絡が入ってきたので(ほんと不思議)。

早速登山口で仕事開始。ここはまだ電波があるので問題ありません。軽い内容はその場で対応して、ちょっと重たい内容は下山後に対応すると返信します。メールだけならスマホでも対応できますが、やっぱりPCの方が便利なことってありますからね。

まあ、山を歩くときくらいは仕事を忘れてデジタルデトックスするのもいいんですが、僕のようにPCがないと不安になるような人もいることでしょう。軽量Chromebookが1台あると便利かもしれませんよ。