家具の廃棄やジェンダー、住空間の変化など現代の社会課題に向き合う商品を学生が企画

(ジェンダーレスドレッサー「DUO-DESK」を提案し優勝したグループB)
家具・インテリアのEC事業を展開するタンスのゲン株式会社(本社:福岡県大川市、代表取締役社長:橋爪裕和、以下「タンスのゲン」)は、明治大学 商学部加藤拓巳ゼミと連携し、学生を対象とした商品企画ワークショップ・商品企画コンペティションを実施しました。
本ワークショップでは、タンスのゲンが実際の商品開発やEC販売において活用している、インターネット上の検索行動からお客様のニーズや悩みを捉える考え方を学生に共有。そのうえで、学生が現代の社会や暮らしにある課題に着目し、その解決につながる家具・インテリア商品の企画立案に取り組みました。
2026年4月22日にキックオフを実施し、約3カ月半にわたる企画・調査を経て、8月7日には商品企画コンペティション形式の成果報告会を開催。
学生は3チームに分かれて企画を発表し、美容と仕事の機能を兼ね備えたジェンダーレスドレッサー「DUO-DESK」を提案したグループBが優勝しました。
◇ECで培った視点を学び、実践的な商品企画を通じて学生の成長へ
4月22日に開催したキックオフでは、タンスのゲンの担当者から、当社の商品開発やECマーケティングについて説明するとともに、EC事業で培った視点を学ぶワークを実施しました
今回のワークショップでは、検索行動を起点とした商品開発の考え方を学生に共有。さらに、社会や暮らしの変化によって生まれている新たな課題にも目を向け、それらを家具・インテリア商品によってどのように解決できるかを考えてもらいました。
◇検索ニーズと社会課題を起点に、約3カ月半かけて商品を企画
キックオフから成果報告会までの期間、学生は3チームに分かれ、商品企画に向けた調査やアイデアの具体化に取り組みました。
学生たちは、日々の暮らしの中にある困りごとや、社会環境の変化によって生まれている課題を洗い出したうえで、検索キーワードや市場ニーズ、既存商品の特徴などを調査。「誰の、どのような悩みを解決する商品なのか」を軸に、それぞれの商品のターゲットや利用シーン、機能、デザインなどを具体化し、成果報告会に向けて企画をまとめました。
◇学生ならではの視点から、社会や暮らしの課題を解決する商品を提案
8月7日には、約3カ月半にわたる取り組みの成果を発表する商品企画コンペティションを開催しました。
学生からは3グループから計5つの商品企画が発表されました。
子どもの成長と家具の廃棄、ジェンダーによる家具の固定観念、住宅価格の上昇や住空間の変化、リチウムイオン電池による火災リスクなど、現代の社会や暮らしを取り巻くさまざまな課題に着目したアイデアが提案されました。

(8月7日商品企画コンペティションの様子)
学生ならではの柔軟な発想に、キックオフで学んだ検索ニーズや商品開発の考え方を掛け合わせることで、それぞれの課題に対する新しい家具・インテリアの可能性を考えました。
◇子どもの成長に寄り添う家具を提案/グループA

(グループA発表の様子)
(子どもの成長に合わせて長く使える成長家具「MEGURU」)
グループ Aが提案したのは、子どもの成長に合わせて用途を変えながら長く使える成長家具「MEGURU」です。
子ども用家具は、成長によって使える期間が限られ、買い替えにかかる費用や手間に加え、廃棄による環境負荷も生じます。
「MEGURU」は、子どもの成長に合わせてジャングルジムやデスク、ラックなどへ形を変えながら使用できる設計とすることで、一つの家具を長く使えることを目指した商品です。
買い替えにかかる費用や労力、環境負荷を減らすという機能的な価値に加え、同じ家具を長く使い続けることで愛着を育むという価値も提案しました。
◇ジェンダーと室内環境に着目した2つの商品を提案/グループB

(グループB発表の様子)
(ジェンダーレスドレッサー「DUO-DESK」)
グループBからは、ジェンダーレスドレッサー「DUO-DESK」と、観葉植物と空気清浄機を組み合わせた商品の2つの提案がありました。
「DUO-DESK」は、美容と仕事の機能を兼ね備えたジェンダーレスドレッサーです。
男性用化粧品市場が伸びる一方、化粧をするための家具であるドレッサーには、現在も「女性が使うもの」というイメージが根強く残っています。
そこで、「美容も、仕事も、自分らしく」をコンセプトに、ドレッサーとワークスペースの機能を一つにした新しい家具を企画。性別を問わず暮らしに取り入れやすく、美容にも仕事にも活用できる実用性の高い商品を目指しました。
時代の変化を捉えた着眼点などが評価され、「DUO-DESK」を提案したグループBが今回の商品企画コンペティションで優勝しました。
もう一つの企画では、観葉植物などのグリーンと空気清浄機を組み合わせた商品を提案しました。
空気環境を整えるという空気清浄機の機能に、植物を暮らしに取り入れるインテリアとしての価値を掛け合わせることで、機能性とデザイン性を両立。空間になじみ、暮らしの中に自然に取り入れられる空気清浄機のあり方を考えた企画です。

(グリーンと空気清浄機を組み合わせた「AIR LEAF」)
◇住空間の変化と火災リスクに着目した2つの商品を提案/グループC

(グループC発表の様子)
(必要なときに空間を仕切る「どこでもロールパーテーション」)
グループCからは、「どこでもロールパーテーション」と、リチウムイオン電池による火災リスクに着目したセーフティ収納の2つの提案がありました。
「どこでもロールパーテーション」は、住宅価格の高騰や住空間の変化によって、十分な広さや部屋数を確保することが難しくなっているという課題に着目した商品です。
近年では、リビング・ダイニング・キッチンのほかに個室や寝室を分ける壁やドアを設けず、「0LDK」と呼ばれる、空間を一つにつなげた間取りも登場しています。
一方で、仕事とプライベートの空間を分けたいものの、部屋の広さなどを理由に難しいケースもあります。
そこで、工事不要で取り付け・取り外しができ、使用しないときにも収納場所を取りにくいパーテーションを企画。限られた住空間でも、必要なときだけ柔軟に空間を仕切れる商品を目指しました。
もう一つの企画では、モバイルバッテリーや小型家電などに使われるリチウムイオン電池による火災リスクに着目し、安全な保管を目指したセーフティ収納「Safe Spot」を提案しました。
家庭内でリチウムイオン電池を使用する製品が身近になる中、収納家具に安全性という役割を加えることで、日常生活の中に自然に取り入れられる火災対策を目指した企画です。

(リチウムイオン電池の安全な保管を目指した「Safe Spot」)
◇関連情報
今回のワークショップおよび商品企画コンペティションの様子は、明治大学 商学部 加藤拓巳ゼミの活動として公式サイトでも紹介されています。各グループの企画内容や発表の様子については、下記ページをご参照ください。
■明治大学 商学部 加藤拓巳ゼミ 関連記事
https://meiji-commerce.jp/2026/08/07/post-462.html
◇ワークショップ概要
実施日:2026年4月22日/2026年8月7日
連携先:明治大学 商学部加藤拓巳ゼミ
担当教員:加藤拓巳准教授
実施形式:商品企画ワークショップ・商品企画コンペティション
テーマ:検索行動や新たな社会課題を踏まえた家具・インテリア商品の企画
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