「ずっと仮面夫婦状態だった元夫との離婚は、老後が見えてきたときに決断しました。
市外に住む両親が高齢で、これからは一緒に住みたいと強く思ったのも理由です。
40代の頃に離婚を経験している友人がいて、『財産分与には生命保険の返戻金とかも含まれるから、書類を集めておいて。隠す男が本当に多いから』と教えてもらって本当に良かったと思います。
保険は夫の名義でかけているものが多く、別居してからでは手が出せないと思ったため、『内容の確認を勧められたから』と嘘をついて契約書などを探しました。
そのときに元夫の年金手帳や銀行の通帳などを見付けて写真に撮ったのですが、いざ離婚話が本格的になったら元夫は銀行の口座を『これしか持っていない』と嘘をついたので、やっぱり証拠が大事だとしみじみ思いましたね……。
最初は親が病気になったから泊まり込みで看病をすると嘘をついて家を出て、それから離婚を伝えましたが、別れることには賛成だけど財産分与はしたくないと元夫が言い出したので、弁護士に相談して裁判所へ調停を申し立てると言いました。
それから財産分与に応じるようになったけれど、『そっちの勝手で離婚するのに、どうして俺が金を払わないといけないんだ』とずっと文句を言っていて、配偶者として本当にもうやっていけないと改めて思いましたね。
証拠のおかげで具体的な金額が出せたので、折半した貯金なども併せると計算した通りの財産分与となり、満足しています。
いきなり別居ではなくて、持っておくべきものをしっかりと確認しておくのが、後悔のない離婚のためだと思います」(50代/公務員)
*
離婚の際にトラブルとなりやすいのが財産分与ですが、生命保険など契約者が夫のため内容を教えてもらえず、返戻金についても「ない」で済まされるなど、泣き寝入りする女性は少なくありません。
銀行の口座を隠すなどもやはり起こり得るため、別居の前に自力で書類を確保しておくことが言い逃れを防ぎます。
財産分与に何が含まれるかなどは、弁護士に相談するなど確実な手段も検討しましょう。
























