兵庫県丹波篠山では、特産品として販売される「丹波篠山黒大豆」の畑に、小さく可憐な薄紫色の花が咲き始めました。
8月中旬から小さな薄紫色の花を咲かせ始め、実をつけ、10月の黒枝豆、12月の黒大豆収穫に向けて熟していきます。丹波篠山市の黒大豆栽培は300年も前から始まり、日本農業遺産にも認定され、市民の誇りとなっています。
小さくてかわいい花の便りとあわせ、このブランドを守るために市が取り組む「販売解禁日」の仕組みや、黒枝豆の楽しみ方についてご紹介します

晩夏に咲く黒大豆の可憐な花




黒大豆は、丹波篠山の代表的な特産品の一つです。収穫時期は10月(黒枝豆)と12月(黒大豆)の2度あり、8月の暑さの残るこの時期に、小さくて可憐な薄紫色の花を咲かせます。
黒大豆の枝の根元に5ミリほどの花を咲かせますが、よく茂った葉っぱをどかさないと見ることができません。普段は生産者しか目にすることのできない、少し希少な花です。


黒大豆の開花が始まると、実りに向けた大切な時期を迎えます。生産者は、この時期に雨が降るのを心待ちにし、降雨が見込めない場合はかん水(農作物の生育に必要な水を意図的に供給する農業作業)などを行い、大切に育てています。

日本農業遺産に認定された「丹波黒」




丹波篠山市で生まれ育った黒大豆「丹波黒」は、極晩成種であり、黒大豆の中でも最大級の粒の大きさと、独特の甘み・コクが特徴です。煮ても皮が破れにくくよく膨らみ、漆黒のツヤと広がる芳香、もちもちとした食感はお正月の黒豆としても全国で人気を集めています。
「丹波黒」の大きさは世界最大級ともいわれ、高度な技術と手間、時間が必要な特産品です。丹波篠山の黒大豆栽培は300年も前に始まり、試行錯誤を重ね丹波篠山の気候風土に適した栽培技術を代々培ってきました。現在では、その歴史と伝統的な農業システムが日本農業遺産としても国に認定されています。
日本農業遺産について

おいしい黒枝豆を届ける取り組み




黒大豆の収穫時期は、みずみずしい枝豆の状態を楽しむ「10月」と、熟して身が引き締まった大豆の状態を楽しむ「12月」の2回。
枝豆として楽しめるのはわずか3週間程度で、日ごとに見た目や味わいに変化が訪れます。消費者の皆さんにおいしい状態で召し上がっていただくためには、収穫のタイミングが非常に重要です。
そのため、丹波篠山市では黒枝豆の「販売解禁日」を設定しています。
「販売解禁日」とは、生産される黒枝豆の粒の大きさが基準を満たした日をお知らせする取り組みです。農家の皆さんが丹精込めて育てた黒枝豆を、おいしい状態で食べていただくための目安となるだけでなく、十分な大きさに育った高品質な黒枝豆を販売することで、丹波篠山のブランドを守る大切な役割も担っています。

黒枝豆が楽しめるスケジュール

黒枝豆が楽しめるのは、10月上旬から10月下旬までの約3週間ですが、日を追うごとに熟成が進み、見た目や味わいに変化が生まれます。

10月上旬:フレッシュな味わいで甘さは控えめ。サクッとした食感でビールに合います

10月中旬:さわやかさと旨味のバランスが良く、プリッとした食感で日本酒に合います
10月下旬:甘味と旨味が濃厚でリッチな味わいともっちりした食感が特徴です。おやつやまめごはんに向いています。


ぜひ10月の間は何度でも丹波篠山へ足をお運びいただき、日ごとに変わる黒枝豆の豊かな味わいの変化をお楽しみください。
丹波篠山の黒枝豆について

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丹波篠山市の黒枝豆は、ふるさと納税の返礼品としてもご予約を受け付けております。
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