秋のとやまの魅力を深堀りするニュースレター Vol.5

今号では、10月2日(金)に観光ツアーが開始する「黒部宇奈月キャニオンルート」を中心に、秋の富山を五感で楽しむ、とっておきの旅情報をお届けします。「黒部宇奈月キャニオンルート」とあわせて訪れたい立山黒部の周辺スポットをはじめ、芸術の秋に楽しみたい、富山ならではの“ものづくり”精神を感じるスポット、香り豊かな秋の味覚、雪景色と共に楽しめる紅葉の穴場スポットをピックアップ。

さらに、「寿司といえば、富山」だと納得できる最新情報、9月に旬を迎える寿司ネタもご紹介します!

10月2日(金)、ついに始動!「黒部宇奈月キャニオンルートツアー」


高熱隧道

インクライン

水力発電に適していながら、秘境と呼ばれた厳しい自然が人々の行く手を阻んできた黒部川。アルミニウム製造の電力を求めて、大正6(1917)年に初めて電源開発に向けた調査が始まりました。険しい断崖絶壁での作業をはじめ、160℃を超える高温の岩盤を掘り進めた「高熱隧道」、大量の土砂と地下水が激しく噴き出す「破砕帯」など、いくつもの多難な工事を乗り越え、黒部川第三・第四発電所などが築かれました。
そして、その黒部川第三・第四発電所の建設などに伴って整備された工事用ルートが、2018年に関西電力(株)と富山県が締結した協定により一般開放・旅行商品化されることとなりました。 長い間、一般観光客は立ち入ることができなかった黒部ダムと黒部峡谷・欅平を結ぶ工事用ルートで、人跡未踏の黒部峡谷に挑んだ電源開発の軌跡を辿るとともに、黒部峡谷の奥地の自然を感じられます。

能登半島地震の影響で、黒部峡谷鉄道が全線開通できないことに伴い、開業延期となっていましたが、10月2日(金)からツアーの始動予定です。

【連載 第4回】黒部宇奈月キャニオンルート

約70年の時を経て、ついに一般開放へ。黒部宇奈月キャニオンルートの歩み  
第4回は、来月にいよいよツアー始動を控えるキャニオンルートの長い道のりをご紹介します。

提供:関西電力

黒部宇奈月キャニオンルートの歴史は、黒部川第四発電所の建設工事が始まった昭和31年(1956年)までさかのぼります。
当時、工事用ルートは完成後の一般開放も想定されていましたが、安全面や発電所運営上の事情から、長らく一般の人が立ち入ることはできませんでした。
転機となったのは平成8年(1996年)。関西電力による公募見学会が始まり、さらに平成27年(2015年)には「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」が運行されるなど、少しずつ一般の人がこの秘境に触れられる機会が生まれました。

そして平成30年(2018年)、富山県と関西電力が「黒部ルートの一般開放・旅行商品化に関する協定」を締結。新名称「黒部宇奈月キャニオンルート」のもと、旅行商品としての一般開放に向けた準備が進められました。その後、令和6年(2024年)の能登半島地震による影響で開業が延期となりましたが、関係者による復旧・準備が進められ、ついに令和8年(2026年)10月2日からツアーがスタート。構想から約70年、一般の人には長く閉ざされていた“秘境のルート”が、新たな観光ルートとして動き始めます。

新たに広がる、立山黒部の魅力!

「アルペンルート」と「キャニオンルート」で巡る立山黒部
標高3,000m級の山々を貫く「立山黒部アルペンルート」は、富山と長野を結ぶ世界有数の山岳観光ルート。ケーブルカーやロープウェイ、バスなどを乗り継ぎ、雄大な立山連峰や黒部ダムの絶景を楽しめます。そんな立山黒部の新たな魅力として注目されるのが「黒部宇奈月キャニオンルート」。
「黒部宇奈月キャニオンルート」ツアーの一部のコースでは立山黒部アルペンルートも組み込まれており、雄大な山岳エリアを横断するダイナミックな旅も可能に。

立山黒部アルペンルート





立山ロープウェイからの紅葉は圧巻






10月2日始動!黒部宇奈月キャニオンルートツアー日本の建設史に刻まれた“世紀の大事業”の舞台を巡る特別な周遊ルート。普段は立ち入ることのできない黒部峡谷の秘境を、5つの乗り物を乗り継ぎながら進みます。黒部ダムから欅平まで通り抜けることができ、雄大な自然はもちろん、黒部川の電源開発を支えた施設や歴史にも触れられる、希少性の高い観光スポットです。




1.工事用トロッコ電車
(欅平駅⇔欅平下部)


2.竪坑エレベーター
(欅平下部⇔欅平上部)


3.蓄電池機関車
(欅平上部⇔黒部川第四発電所)


4.インクライン
(インクライン下部⇔上部)



5.専用バス
(インクライン上部⇔黒部ダム)


キャニオンルートとあわせて楽しみたい!おすすめの周辺スポット



黒部峡谷/トロッコ電車宇奈月から欅平まで約20kmを結ぶトロッコ電車。日本一深いといわれるV字峡谷を縫うように走り、車窓からは切り立つ断崖や清流など黒部峡谷ならではの大自然を満喫できます。





宇奈月温泉情緒あふれる温泉郷。1923年に開湯以来、志賀直哉など多くの文人墨客から愛されてきました。日本有数の透明度といわれ黒部川の清流を思わせる無色透明の湯が楽しめます。



道の駅「KOKOくろべ」
2025年版「道の駅大賞」北陸ブロック第1位、全国総合部門第8位。黒部の新鮮な農産物や海産物、特産品などのグルメや子ども連れで楽しめる水辺エリアや展望台も。



「黒部はるか」を使った焼き芋のブリュレ

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