フォーデジットが提供するサービスデザイン講座、タイに続きマレーシアで実施

フォーデジットは、マレーシア・クアラルンプールにあるマレーシア日本国際工科院(Malaysia-Japan International Institute of Technology:MJIIT)と協働し、学生を対象としたサービスデザイン・ブートキャンプを実施しました。
フォーデジットのサービスデザイン教育プログラムをマレーシアで実施するのは、今回が初めてです。2026年7月27日から30日までの4日間・計32時間にわたり、参加した学生はサービスデザインの考え方を学び、リサーチやアイデア創出からサービス設計、プレゼンテーションまで、一連のプロセスを実践しました。
実施の背景
フォーデジットは2024年より、タイの大学・教育機関と連携し、サービスデザイン教育プログラムを提供してきました。今回MJIITで実施したプログラムは、こうした東南アジアにおける人材育成の取り組みの一環として、一般財団法人海外産業人材育成協会(以下、AOTS)の2026年度寄附講座事業に承認されています。
AOTSは、日本国内外の産業人材育成を通じて、日本と海外諸国相互の経済発展に寄与することを目的とする機関です。同財団の寄附講座事業では、大学などの教育機関と連携し、実践的な産業人材の育成を支援しています。
MJIITでは、日本型の「理論と実践」を融合した工学教育を通じて、実践力を備えた技術者の育成を進めています。ユーザー視点で課題を捉え、ビジネスやテクノロジーと結びつけながらサービスを構想するサービスデザインの考え方は、こうしたMJIITの教育方針とも親和性が高く、今回のプログラム実施につながりました。
フォーデジットは2023年にマレーシア法人を設立し、東南アジアでの事業基盤を強化しています。今回の取り組みを通じて、次世代を担う学生にサービスデザインの考え方や実践手法を届けるとともに、マレーシアの教育機関との連携をさらに深めていきます。
ワークショップ概要
ワークショップにはMJIITの学生10名が参加し、タイでサービスデザイン講座を担当するフォーデジットの講師2名が進行を務めました。
4日間・計32時間のプログラムでは、「大学1年生のためのオンボーディング・ソリューション」をテーマに、サービスデザインの基礎講義から、模擬ユーザーリサーチ、ペルソナ設定、ユーザージャーニー作成、アイデア創出、サービス検討、シナリオ作成、プレゼンテーションまで、段階を追って一連のプロセスを実践しました。
最終日には、その成果として学生が2チームに分かれてサービスプランを発表。各チームの提案に対し、フォーデジット代表の田口とフォーデジットマレーシアのUXデザイナー平岡がフィードバックを行いました。


今後の展開
フォーデジットは、今回の取り組みをきっかけに、MJIITとの連携をさらに深め、サービスデザイン教育プログラムの継続的な実施を検討していきます。
今後は、今回プログラムを受講した学生が次の講座で運営や学習をサポートするなど、学びを次の学生へとつないでいく仕組みづくりも目指します。さらに、インターンシップなどを通じた学生との交流も視野に入れ、マレーシアにおける次世代のデジタル人材・デザイン人材の育成につなげていきます。
MJIIT 担当教員 シャフィーナ先生 コメント
今回のブートキャンプを通じて、学生たちはサービスデザインの知識を学ぶだけでなく、異なる専門性を持つ仲間と協働し、ユーザーの視点から課題を捉え、アイデアを具体的な解決策へと発展させる力を身につけました。プログラムが進むにつれて、積極的に意見を交わし、自信を持って自分たちの考えを発表する姿へと成長していく様子が印象的でした。
フォーデジットの実践的な知見に触れながら、学生たちが専門分野の枠を越えて学び合えたことは、今後、社会やビジネスの複雑な課題に向き合っていく上で貴重な経験になったと感じています。
株式会社フォーデジット 代表取締役 田口亮 コメント
東南アジアでは、デザインシンキングやデザイン活用への関心が広がる一方、サービスデザインを実践的に学べるプログラムは、まだ十分に多いとは言えません。
フォーデジットでは、学生が参加しやすく、自分ごととして能動的に取り組めるよう、学びの体験そのものをデザインしています。タイに続き、今回のマレーシアでも、学生たちが楽しみながら積極的に発言し、次々とアイデアを出していく姿が印象的でした。
また、タイで始めたプログラムの参加者がマレーシアで学習をサポートするなど、学びが地域を越えてつながり始めていることにも手応えを感じています。今後もこうした活動を通じて、日本と東南アジアの人材育成に寄与していきたいと考えています。
フォーデジットのサービスデザイン教育への取り組み
東南アジアではデジタル経済の成長に伴い、ビジネス・テクノロジー・デザインを横断してサービスを構想できる人材の重要性が高まっています。一方、教育の段階でサービスデザインを実践的に学ぶ機会はまだ限られています。
フォーデジットは、これまでサービスデザインの実務で培ってきた知見を人材育成に還元するため、2024年より東南アジアの大学・教育機関との連携を進めています。2026年にはタイ・マレーシアで8大学にデザインプログラムを提供するなど、教育機関と連携した取り組みを拡大してきました。
今後も、日本および東南アジアで培ってきたサービスデザインの知見を活かし、教育機関との連携を通じて、次世代のデジタル・デザイン人材の育成に貢献していきます。
団体概要
■ Malaysia-Japan International Institute of Technology(MJIIT)
Malaysia-Japan International Institute of Technology(MJIIT)は、Universiti Teknologi Malaysia(UTM)に設置された教育・研究機関です。
- 校長:Assoc. Prof. Ir. Ts. Dr. Nurulakmar Abu Husain
- 所在地:Universiti Teknologi Malaysia, Jalan Sultan Yahya Petra, 54100 Kuala Lumpur, Malaysia
- URL:https://mjiit.utm.my/
- 創立:2010年
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