関係修復は難しい?

統計をとったわけではありませんが、自宅型の浮気は発覚した後、パートナー関係の修復が難しい傾向にあると感じます。2人の“愛の巣”である自宅へ別の異性を連れ込むわけですから、単なるホテル代の節約という以上の意味を持っているのではないでしょうか。関係修復が難しいケースなら、夫婦の場合は離婚も考慮した準備が必要になり、探偵や弁護士に依頼することが視野に入ります。

自宅型の浮気は自分で証拠集めもやりやすいですが、探偵の出番がないわけではありません。招かれた浮気相手が家に入る場面と出る場面を何度か撮影してもらえば「継続・反復した不貞行為」の証拠として利用できます。浮気相手を尾行して、素性を探るのも探偵に依頼するのが一番確実です。また、中には「浮気中の会話を自分で聞くのは気が滅入るから」と、隠し録りしたICレコーダーの音声チェックを依頼してくる人もいます(気持ちはわかります‥‥)。

探偵とあわせて活用したいのが弁護士です。裁判までやるつもりはなくても、示談・調停など様々な対応について有用なアドバイスがもらえるはずです。探し方は知人や親族から紹介してもらう、各都道府県の弁護士会ホームページから「家事事件」に強い人を検索する、探偵社から提携している弁護士を紹介してもらう、などがあります。

探偵社と提携している弁護士はほぼ100%家事事件に強いですし、逆に「弁護士事務所と提携している」ということは、その探偵社も一定の信用度があると判断する材料になります。自宅に浮気相手を連れ込まれることは非常に大きなショックですが、そこを乗り切って第2のスタートを切るために、プロフェッショナルに頼ることも考えてみてはいかがでしょうか。

どこで間違えたのか研究者の卵から探偵へクラスチェンジ後、足を洗った現在はライター稼業。いまだに尾行を気にして振り返る癖が抜けません。記事の守備範囲はネット、現実世界に関わらずちょっぴりアングラ系を好みます。