
セイコーウオッチ株式会社(代表取締役会長 兼 CEO 兼 CCO:服部 真二、本社:東京都中央区)は、腕時計の新たな可能性を育み、腕時計の様々な楽しさを体験できる活動「Seiko Seed(セイコー シード)」の一環として、セイコーの機械式腕時計の特性とムーブメントに込められた技術の可能性を伝える展覧会「からくりの森」を2026年10月30日(金)から11月23日(月)までの期間、港区南青山にあるライトボックススタジオで開催します。
2022年秋の初開催以来、セイコーの腕時計の魅力を伝える展覧会としてスタートした「からくりの森」。回を重ねるごとに、機械式腕時計のメカニズムが持つ魅力と新たな可能性を探求し、その世界を広げてきました。
今回は、機械式腕時計が生み出す、どこか生真面目で健気にも見える精密な動きや、その内部を構成する微細な部品、時を刻む律動に着目。クリエイターたちが、それぞれの視点から多彩に解釈し、見て楽しめるインスタレーションとして表現します。
参加するのは、セイコーウオッチのデザイナーのほか、アーティストの荒牧悠氏、デザイナーの鈴木康洋氏、そして前回に引き続きデザイナー・研究者の三好賢聖氏。機械式腕時計の魅力を新たな視点で体感できる、驚きと発見に満ちた世界をぜひお楽しみください。
展示作品
ムーブムーブメントメント
Move movement ment

【アーティストの荒牧 悠氏によるコメント】
腕時計の針を眺める時、私たちは今現在の時間を示すものとして、時刻や経過した時間を読み取ります。
秒針をダイヤルから離して長く伸ばしてみると、時刻を示すものから、時間をともなう動きそのものを眺めるものへと変わっていきました。
機械式腕時計が細やかに刻む振動を、さまざまな形の線や点を付属させることで際立たせ、時間を見ているけれどいつの間にか時間を忘れて動きを眺めることになります。
時の花・時の模様
Flowers of Time / Patterns of Time

【デザイナーの鈴木 康洋氏によるコメント】
機械式腕時計の速度を制御する「脱進機」の歯車である「がんぎ車」は、一見すると歯車には見えず、その働きも想像しにくい独特な形状をしています。また、腕時計の歯車は軽量化によって性能が高められ、その過程で独自の造形へと発展してきました。本作品は、こうした機械式腕時計の歯車造形に着想を得て、歯車を「花」や「模様」のように見立てながら、実際に時を刻む機構として再構成した作品です。
時のエレメント
Elements in Time

【デザイナー・研究者の三好 賢聖氏によるコメント】
昨年制作した《時のムーブメント》を発展させ、今年は機械式腕時計のパーツや、それらに着想を得たフォルムを用いた楽器をつくりました。がんぎ車や極小ねじを収めたガラスの器と、ぜんまいのようにしなる金属の帯が、セイコーウオッチのムーブメントに由来する6・8・10振動のリズムで音を奏でます。腕時計を精密につくるなかで生まれた形やサイズ、弾性は、打楽器のアンサンブルとしてどのような音を聴かせてくれるのでしょうか。
時のダンス
Dance of Time

【セイコーウオッチのデザイナーによるコメント】
自動巻機構をもつ機械式腕時計は、日常の何気ない腕の動きでぜんまいを巻き上げ、そのぜんまいがほどける力で針を動かしています。
本作品では、腕の代わりに風の力で回転錘と呼ばれるおもりを回し、そこで生まれたエネルギーが、針の軸に取り付けた人形の身体へと伝わり、生き生きとしたダンスを披露します。
風によって命を吹き込まれ、踊り出す小さな人形たち。その姿は、機械式腕時計もまた、人の日常の動きによって命を吹き込まれ、人と共に時を刻んでいることに気付かせてくれます。
1/6秒の世界
The World of One-Sixth of a Second

【セイコーウオッチのデザイナーによるコメント】
6振動の機械式腕時計の秒針は、1秒ごとではなく、機械内部の振動に合わせて1/6秒ごとに時を刻んでいます。本作は、人が認識するにはあまりに短い「1/6秒の世界」を、秒針の動きを原動力とした絵のコマ送りによって可視化しています。心拍や瞬きなど、人が無意識に繰り返す生命活動と機械式腕時計の細かな運針を重ね合わせ、生命が鼓動の連なりによって営まれるように、時計もまた精緻な律動を積み重ねながら時を刻んでいることを表現しています。
参加クリエイター
荒牧 悠
Haruka Aramaki
1988年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、慶應義塾大学政策メディア研究科修了。2023年より多摩美術大学美術学部統合デザイン学科講師。構造や仕組み、人の認知に注目した作品を制作している。作るオブジェは動いたり動かなかったり、扱う素材は様々。その素材だからこそできる形や振る舞いを見つけたい。主な参加展覧会に企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」(2024, 21_21designsight)、「デザインあ展neo」(2025, TOKYO NODE GALLERY)。個展「荒牧 悠 “こう (する+なる)”―phenomenal # 02」(2022, nomena gallery Asakusa)など。
https://harukaaramaki.com

鈴木 康洋
Yasuhiro Suzuki
1989年生まれ。多摩美術大学卒業、英国ロイヤルカレッジオブアート修了。イッセイミヤケ、光井純&アソシエーツ建築設計事務所を経て、2024年にスーパーユーデザイン株式会社を設立。各地のメーカーや職人との協働を通じて、技術や素材を生かしたプロダクトから空間まで幅広いデザインを手掛ける。2025年に工芸都市高岡クラフトコンペティションにて、アワードを受賞。同年より多摩美術大学非常勤講師。
http://superyoudesign.com

三好 賢聖
Kensho Miyoshi
1990年生まれ。東京大学工学部航空宇宙工学科卒業、同専攻修士課程修了後、英国ロイヤルカレッジオブアートにてPhDを取得。最優秀博士論文賞受賞(独アンハルト大学)。動き、身体性、詩にまつわる制作と研究に従事。著書に『動きそのもののデザイン』(ビー・エヌ・エヌ)など。現在は、東京都立大学システムデザイン学部助教(テニュアトラック)。POETIC CURIOSITY共同主宰。株式会社シンコキュウ取締役。
https://miyoshikensho.com

セイコーウオッチ株式会社
セイコーは、1881年の創業以来「常に時代の一歩先を行く」という創業者の信条を貫き、国産初の腕時計や世界初のクオーツウオッチを発売するなど、革新的な商品を次々と世に送り出してきました。これからも、革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる、感性的価値の高いものづくりを目指してまいります。
https://seikowatches.com/
展示概要
からくりの森 2026


主催:セイコーウオッチ株式会社
参加クリエイター:荒牧 悠、鈴木 康洋、三好 賢聖、セイコーウオッチ株式会社
プロデューサー:桐山 登士樹 (TRUNK)
セイコーの機械式腕時計とは
巻き上げられたぜんまいが、ほどけようとする力を動力源としている「機械式腕時計」。電気を一切用いずに動く、時計の原点とも言える駆動機構です。1913年の国産初となった腕時計「ローレル」の完成以降、110年以上にわたって、日常で使いやすく、安定した精度で、長くご愛用いただくための独自開発を行い、数々の革新的な機械式腕時計を世に送り出しています。
Seiko Seed について
「Seiko Seed」の 「Seed」 は、「Seiko Experience Engineering and Design」 の略であり、「エンジニアリングとデザインで創り出した、腕時計の様々な楽しさを体験する活動」という意味が込められています。
セイコーは、時計の修繕と販売から事業を開始し、掛時計、置時計、腕時計の製造に着手し、145年の歴史を刻んでまいりました。
その長い歴史の中で生み出した商品から未来への夢まで、技術とデザインを切り口としたイベントや企画展など、セイコーグループのスローガン「時代とハートを動かすセイコー」を体験する活動を発信してまいります。
https://www.seiko-seed.com
お客様からのお問い合わせ先
セイコーウオッチ(株)お客様相談室
0120-061-012(通話料無料)
セイコーウオッチ(株)の公式Webサイトアドレス
https://www.seikowatches.com
※本リリースの内容は発表日時点の情報です。
予告なしに変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事






















