「元夫との離婚を考えたときは、専業主婦でいる期間が長かったせいか年金が心配で、ネットで調べたら年金分割があると知り、安心しました。
ふたりの子どもが小学校に入ってから正社員で雇用してもらえたので、定年までは安定した収入があります。
年金については離婚が成立してから3号分割の手続きをして、受給資格があることも確認しています。
問題は退職してから年金を受給するまでの期間をどうするかで、できれば受給開始まで厚生年金を納めたいと考えてはいるのですが、今の仕事は再雇用がなくて。
最初は離婚後はひとり暮らしを考えていたのですが、手元に少しでもお金が残るようにとまだ両親が健在な実家に戻ることを決めました。
ところが、離婚が成立するまでは静観していた母親が、戻ってくるなり『年金は家族で分けること』と言い出してびっくり。
『私たちはお前に衣食住を提供するのだから、いずれ手に入る年金を分けるのは当たり前』
と母は言って、『私の生活費は自分で出すから』と答えたけれど
『出戻りを許してあげたのだから、私たちの老後の面倒はみるべき』
と譲らず、父親も同じ考えのようでショックでしたね……。
財産分与で手に入れたお金や将来の年金額まで訊いてくるので、低い額を答えています。
『正社員で立派に働いて偉いよ』と以前は言ってくれていたのに、一緒に暮らし始めると『収入があるのだからこれくらいは家に入れて』とかなりの額を要求するようになった母親とは、衝突を繰り返しています。
こちらが折れると調子に乗るのが目に見えるので、あくまでも自分が使うと計算した額だけ渡している状態です。
味方だと思っていた一番の身内が今は大きなストレスで、やはり家を出ようかと考えています」(女性/50代)
離婚後に実家へ身を寄せる女性は多いですが、気を付けたいのは親や身内との金銭トラブル。
貸し借りだけではなく、収入のほとんどを奪われるような環境では、自立は難しくなります。
家族だからと線引きを曖昧にせず、同居の前に生活費の計算をしてお互いに理解しておくことが重要です。
熟年離婚の場合は実家での親の介護問題なども避けられないことがあり、事前の話し合いで思い違いをなるべく減らしておきたいですね。


























