Appleフリークが試した「iPhone 18 Pro」 16 Proから乗り換えて実感した静かな変化
高校時代からApple製品を愛用してきた自称「Appleフリーク」な筆者。以前は新製品が登場するたびに心を躍らせていたものですが、最近はその熱も少し落ち着き、iPhoneは2年ほど使うことも増えました。 そんな筆者が今回購入したのが、2026年9月発売の「iPhone 18 Pro」です。「iPhone 16 Pro」からの乗り換えで、正直なところ劇的な変化はありません。しかし、約1カ月使ってみると、日々の小さなストレスが確実に減っていることに気づきました(フリーライター・仙水ろっか)。
買い替えるつもりはなかったのに……
実は、今回は機種変更を見送るつもりでした。同じモデルを3年使うことにはなるけれど、年始にMacBook ProとiPad Proを買い替えたばかりで、これ以上の出費は避けたいところ。ところが、先日大雨に降られた際に、愛用していたカメラとサブ機のPixelが故障してしまいました。
さらに、16 Proのバッテリー最大容量は86%ほどまで低下。SNSを見ているだけでも本体が熱くなることがあり、画面の表示設定を変えて対処していました。
バッテリーの劣化は今後の売却価格にも影響しそうですし、いっそのこと16 Proをサブ機として使い続ける手もあります。この時点で「買う理由」を探しているのがわかりますね……と、あれこれ理由をつけて購入を決めました。
デザインは好みが分かれる? 16 Proよりは少し重め
鮮やかなカラーに心を奪われることが多い筆者。16 Proの「ホワイトチタニウム」も気に入っていたのですが、今回はもう少しパキッとした色が欲しかった、というのが本音です。
結局選んだのはシルバー。SNSでもバズっていたリーク画像のパープルが気になっていたのですが、実際に発表された色はちょっとイメージが違いました。後から実機を見ると、淡いブルーの「グレイシャー」も悪くなかったかも、と思いましたが、好みとしては少しおとなしい印象でした。
背面のカメラ周りはすっきり見える一方、出っ張りはやはり気になるところ。また、持った瞬間に「少し重い?」とも感じました。
実際、16 Proの199gに対し、18 Proは211g。12gの差ですが、毎日手にするものだけに意外と気になります。
高画質の3Dゲームでも、ほんのり温かい程度
使ってみてもっとも印象的だったのは、冷却性能の進化です。18 Proは「A20 Pro」チップと次世代の冷却機構「ベイパーチャンバー」を搭載。高負荷の作業でも性能を維持しやすくなったといいます。
普段はそれほどゲームをしない筆者ですが、せっかくなので負荷の高そうな3Dゲームを探してみました。「原神」や「鳴潮」なども気になりつつ、ガチャに夢中になりそうで怖い。そこで選んだのが、レースゲームの「Wreckfest」です(余談ですが、「重いゲーム」と検索してプレーするの、人生で初めての経験でした。笑)。
画質は「高」、FPS上限「最大」、画面スケーリング「エクストリーム」、アンチエイリアス「4倍」と、設定はすべて選べる範囲で最高に。室温は23.5℃とやや涼しめ。画面輝度は約40%、画面保護ガラスとケースを装着し、充電ケーブルを外した状態で約30分間プレイしました。
免許を持たず、運転は「マリオカート」を嗜む程度の筆者には、なかなか手ごわい作品。迫力あるエンジン音に驚きつつ、レースでは頼まれてもいないのに周囲の車に衝突してばかりでした。
それでも画面の動きは滑らかで、目立ったカクつきやフリーズ、強制終了は確認できず。10分ほどで本体がほんのり温かくなりましたが、20分を過ぎても印象はほとんど変わりません。
バッテリー表示も開始時の100%から終了時は98%にとどまりました。これはあくまで今回の環境での結果ですが、少なくとも熱さが気になってプレイをやめたくなることはありませんでした。
普段使う3Dスカルプトアプリでも、16 Proでは処理が重くなったり、アプリが落ちたりすることがあったのに対し、18 Proでは快適に操作できています。個人的には、こちらの方がうれしい変化かもしれません。
バッテリーを気にして動画を我慢することが無くなりました
バッテリー持ちにも満足しています。16 Proを使っていた頃は、都内での打ち合わせに向かう電車内では仕事のメール確認などにとどめ、YouTubeの視聴を控えることもありました。モバイルバッテリーを持っていても、どこかで帰りの電池残量を気にしていたんですよね。
18 Proでは、朝から夜まで使っても余裕があり、「動画はやめておこうかな」と考える場面がなくなりました。もちろん、16 Proはバッテリーが劣化していたため、単純な性能比較はできません。それでも、残量を気にせず過ごせるのはやっぱり快適です。
カメラは「劇的」ではないけれど…
カメラは可変絞りに対応した48MP Fusionメインカメラを搭載。暗い場所でもきれいに撮れるように感じますが、16 Proと比べて一目でわかるほど画質が変わったかというと、そこまでの差は感じていません。
それでも、今回買い替えてよかったと思う理由があります。実は、長年腎臓病と闘っていた愛猫の写真や動画を、少しでもよい画質で残しておきたかったのです。
ポートレート用のカメラも持っているけれど、何気ない瞬間にすぐ取り出せるのはやはりiPhone。機種変更から約1カ月後、愛猫は旅立ちました。
最新機種でなければ撮れなかった写真というわけではないかもしれません(むしろ、画質に大きな変化はない気がします)。それでも、少しでもよい状態で日々の姿を残したいと思っていた筆者にとって、買い替えたことには十分な意味がありました。
やっぱり高い!……それでも「買ってよかった」がやや優勢
18 Proの価格は21万9800円から。率直に言えば「高すぎる!」と感じますし、現在使っているスマホに不満がないなら無理に買い替える必要はないと思います。
それでも、発熱やバッテリーへの不安が減り、仕事や趣味のアプリも快適になりました。スマートフォンは毎日長時間使う道具だからこそ、小さな改善の積み重ねが効いてきます。
驚くような変化はなくても、使うほどに「イイ」と思える。筆者にとって18 Proは、そんな一台でした。これでしばらく、快適なデジタル環境が整ったと言えるはず。えっ、iPad miniが出るんですか……!? 防水機能付きの!? いや、買わないけど……たぶん……。







