今年(2015年)4月24日、東京ディズニーシーのマーメイドラグーンシアターがリニューアルし、新ミュージカルショー「キング・トリトンのコンサート」の上演が始まりました。
映画『リトル・マーメイド』に登場する主人公アリエルと、その父トリトン王や海の仲間たちが繰り広げる、美しい海の中の物語になっています。
実は同じ『リトル・マーメイド』をテーマにしたミュージカルショーが、劇団四季でも上演されていることをご存知でしょうか。
今回は劇団四季のミュージカル『リトルマーメイド』をご紹介したいと思います。
アメリカ・ブロードウェイで初演
もともとミュージカル版の『リトルマーメイド』はアメリカ・ブロードウェイで初演を迎えました。
その後ヨーロッパなどで公演され、日本では劇団四季が2013年4月から「四季劇場[夏]」で上演しています。
ブロードウェイ版はキャストがローラースケートを履き、水中を泳いでいるように滑って演技していました。しかし、ヨーロッパ版ではワイヤーでキャストを吊り上げる「フライング」という技法が使われました。
劇団四季版でも、キャストはまるで海の中を泳いでいるような演技を見せてくれます。
3つの魅力:「ミュージカルナンバー」「ダンス」「舞台衣装」
ミュージカル版の見どころは数えきれないほどあるのですが、その中でも挙げるとすれば「ミュージカルナンバー」「ダンス」「舞台衣装」の3つです。
映画版でも数多くのミュージカルナンバーが登場します。「パート・オブ・ユア・ワールド」や「アンダー・ザ・シー」は有名ですよね。
もちろんミュージカル版でも、これらの名曲がキャストによる生歌で上演されています。
またミュージカル版では、映画版にはなかった10曲が新たに追加されています。
アリエルがエリック王子の城に行ったときに歌われる「どんな夢より」や、エリック王子がアリエルに対する思いを歌い上げる「一歩ずつ」などは、ミュージカル版オリジナルの楽曲です。
ミュージカルナンバーと対になるのは、やはりダンスですね。
特にアリエルと海の仲間のシーンや、声を失ったアリエルとエリック王子とのダンスシーンは、本当に圧倒されます。
色鮮やかな舞台衣装も見どころですね。「海の生き物たちをどのように衣装で表現しているのか」といったところにも、ぜひ注目して見ていただきたいと思います。
ちなみに、アリエルは水中と地上で髪型が変わるんですよ。
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