大ヒット祈願を行った大泉洋(左)と高畑充希

 映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』公開直前イベントが17日、東京都内の神田明神で行われ、出演者の大泉洋と高畑充希が登場した。

 本作は、筋ジストロフィーを患い、体が不自由であるにもかかわらず、自由に、わがままに生きた実在の人物・鹿野靖明(大泉)と、彼の真っすぐな生き方と出会い、変わっていく人々の姿を動く。

 大泉と高畑は、本作の大ヒットを祈願し、日本映画史上初となる“バナナ”を奉納した。

 大泉は、本作について「すごく楽しい映画です。いつも僕が撮っている映画よりは、社会的な使命感のある映画じゃないかなと思っています」と話した。

 高畑は「題材は考えさせられるものがあるんですけど、大泉さんが演じる鹿野さんがすごくポップで、大泉さん史上、一番かわいいと思います。かわいい大泉さんを見に、足を運んでいただきたいです」とアピールした。

 また「今年1年を振り返ってどうだった?」と聞かれた高畑は「前半は4カ月お休みを頂いて、プライベートが充実していました。バリとパリとニューヨーク、サンフランシスコに行ってすごく楽しかったです」と笑顔で答えた。

 一方、大泉は「よく働いたなと。夏と冬は映画の公開が渋滞していました。夏にも『今、俺は何の宣伝をやっているんだろう』って分からないときがあったのですが、今またそれになっちゃいました。『グリンチ』だか『こんな夜更けにバナナかよ』だか何だか、映画の公開が渋滞していたのが思い出に残っています」と多忙ぶりを明かした。

 また、2人は「今年の漢字一文字」を筆で書いて披露した。「再」と書いた高畑は「この映画の監督が、(自分が)デビューしたときの監督で“再会”でした。今年は俳優さんも含めて、再会が多くていい年でした」と話し、笑顔を浮かべた。

 大泉は「鹿」と書くと「今回“鹿野”さんという実在の方を演じて、縁を感じました。そして、今年はやたらと“鹿”を食べた年でした。充希ちゃんと食べた鹿のしゃぶしゃぶがおいしかった」とエピソードを披露した。

 映画は12月28日から全国ロードショー。