今年、番組スタートから20周年を迎える日本テレビ系の人気バラエティー「ザ!鉄腕!DASH!!」。畑や海岸を切り開いたり、無人島を丸ごと開拓したり、物作りに一から挑戦したりと、TOKIOが体を張ってありとあらゆる企画に挑むこの番組の裏話を、陰で支えるスタッフの方々に聞きました。今回はメンバーの城島茂さんと山口達也さんが主に参加する「DASH海岸」での裏話です。
File1 プロデューサー 切替 愛さん
(番組スタッフ歴12年。「TOKIO vs 100人刑事」「巨大ご当地食材いくつ探せるか?」など多数のチャレンジ系企画に参加。現在は「DASH海岸」「出張DASH村」「DASH0円食堂」を担当している)
―「DASH海岸」での城島さんと山口さんの様子を教えてください。
お二人とも、基礎的な知識は持っていたんですけど、毎日変わる海岸の環境を目の当たりにしてからは、さらに積極的に学ばれていて。潮の満ち干によって変わる生物を把握しているし、「エビを呼ぶにはこの環境がいい」ということなども熟知しています。
そもそも本当にゼロから自分たちで作業をしているので、砂の大切さや水を浄化する生物を呼ぶ方法、環境の連鎖などについての考えがとても深いんです。スタッフとの事前の打ち合わせでも常に「今日はどんな感じ?」「南風で潮が来るからこの作業しづらいんじゃない?」などと自発的かつ綿密に話されていて、もはや私たち以上に詳しいんじゃないでしょうか。
釣りざおの使い方や縄の結び方などは本当にもう、すごいプロです(笑)。狙いの魚が釣れないときも「釣れるまで粘りたい」と言ってくださるので、ありがたいです。
―ロケでは、疑似餌(ぎじえ)作りに没頭される2人を見て「すごく性格が出ますね」と話されていました。具体的にはどんな部分が出ていたんでしょうか。
リーダーはいつも黙々と作業するんですけど、作るものに関してはちょっと突拍子もないものが多いんです。反対に達也さんはもうひたすら丁寧に、細部のフォルムにまでこだわってきれいな物を作るタイプ。その対極な感じが毎回すごく面白い(笑)。
あと例えば釣りをして獲れた魚によっても、2人の性格の違いが如実に現れるんです。だから「今日はどっちがどんな魚を釣るのかな」って考えるのは個人的にも毎回かなり楽しみですね。
「ザ!鉄腕!DASH!!」は日本テレビ系で毎週日曜、夜7時から放送中。
雑誌「月刊TVfan」ではTOKIOメンバーが出演番組のエピソードを語る「TOKIOのお仕事」を連載中。5月23日から全国順次発売の7月号では「DASH海岸」の模様を城島さん&山口さんが語っています。