思わず休憩したくなるベンチがあちこちに

園内には建物のほかにも、ユニークな形のベンチや橋などが点在しています。

観光客らしき若者や散歩中の老夫婦など、幅広い年代の人々が同じようにベンチに座って、ゆったりと流れる時間を過ごしているのが印象的でした。

「子ども劇場」は2階がホールのようになっており、工作やお絵かきなどで遊ぶこともできるそうです。

外に出ると野外ステージのような空間になっていました。階段のような段々があり、何かコンサートやイベントがあるときはここに座って観賞するのかな? と思うと、とても贅沢な空間のように思えます。

ちなみにこの日はお弁当を持って家族で遊びに行ったので、この場所で休憩しました。のどかな公園の雰囲気と飯能の自然、意匠を凝らした建物を見ながらのランチは格別です。

ムーミンの歴史も学べる資料館的施設もあり

公園の奥へ進むと「森の家」があります。

ヒノキ丸太(飯能産西川材)を縦に重ねて波打つような壁が印象的です。

ここはムーミン童話の作者トーベ・ヤンソンさんの資料を展示した資料館になっています。
1階にはヤンソンさんのふるさとから子供時代、ムーミントロールの誕生など、時代ごとにパネル資料が並んでいます。

画家、絵本作家、漫画家、小説家など多才な芸術家であったヤンソンさん。フィンランドの自然の中で過ごした子供時代の思い出や身近な人々をもとに物語を作り、1945年に「小さなトロールと大きな洪水」が登場してから、ムーミン物語は約26年かけて出版されました。

森の家の2階は小さな図書館になっており、読書スペースもあります。ムーミンに関する書籍や絵本が並んでいるので、興味のある本を親子で選んでみるのも楽しそう。