「平成記念子どものもり公園」として国から指定を受けて飯能市が建設し、平成9年7月に開園した「あけぼの子どもの森公園」。
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんの「ムーミン童話」の世界(自然との共生・自我と自由の尊重)を取り入れた公園として、ネットやSNSでも話題になっているようです。
最寄り駅は西武池袋線「元加治駅」ですが、徒歩で20分ほどかかるので、車でのアクセスがおすすめです。運動公園や市民球場も同じエリアに位置し、入り口に駐車場があります。車を停めて公園の看板を確認すると、「ムーミン屋敷」「子ども劇場」「森の家」「水浴び小屋」など、園内にいくつかの建物が点在していることがわかりました。
看板のイラストも雰囲気満点! 高まる期待を胸に、いざ公園へ…。
童話の世界に入り込んだような雰囲気にうっとり
公園へと続く坂道を上っていると、目に入ってくる「ムーミン屋敷」。
特徴的な外観が目を引きますが、本当にすごいのは建物の中なのです。
素敵なダイニングキッチンがあるかと思えば、ゆったりと寛げるソファがあるリビング(?)。
さらに階段を上って秘密基地のような部屋をのぞいたり、ぐるりと一回りしたりすることもできます。
正直なところ、ネットで話題になっていた外見や雰囲気ばかりに気をとられ、ここまで凝った内装を楽しめたのはうれしい誤算でした。
この「ムーミン屋敷」は地上3階、地下1階の構造になっており、実際建物の中に入ると外観の印象よりも広く感じます。地下はホールのようになっていました。
時間を忘れて木のぬくもりあふれる手すりや床を触ったり窓を開けたりしていると、すっかりこの家の住人になってしまったような気になりました。