先日お送りした、2013~2017年K-POPガールズ・グループ名曲集に続いて、今回は2018年デビュー組を大特集します。新人当たり年となった2018年は、かなりの大型グループからひと癖ある個性派グループ、数多くの挫折を経験した苦労人を擁するグループまで、本当にたくさんのグループがデビューしました。

今回は、2018年デビューの新人グループ24組と、既存グループからユニットデビューを果たした6組、合計30組をずらっと紹介します。では、いってみましょう!

人気と話題性は超新人級!大型グループ3組

2018年は、かなりの大型グループが相次いで誕生しました。その中でも、特に人気と話題性の高い3組をご紹介しましょう。

10月デビュー IZ*ONE(アイズワン)/La Vie en Rose

デビューして11日目で音楽番組1位を獲得という歴史を打ち立て、AAA新人歌手賞、MAMA女性新人賞&ニューアジアンアーティスト賞など、名実ともに2018年を代表する新人ガールズグループと言えるのが、「IZ*ONE」(アイズワン)。韓国の人気サバイバル番組「PRODUCE101」シリーズと、日本を代表するアイドルAKB48グループがコラボレーションして大きな話題を呼んだ「PRODUCE48」から生まれた12人組です。

このグループの魅力は、最年少14歳にしてセンターを務めるモデルスタイルのウォニョンさんや、その美しさが全アジアを魅了した宮脇咲良さんなど、それぞれのキャラクターが際立っていること。落ち着いた雰囲気のデビュー曲『La Vie en Rose』は、そんな彼女たちの魅力満載のMVに仕上がっています。

次から次へと美女・美少女が現れて、思わず見とれてしまうほど。その美しさのタイプが個々で違うのも魅力ですね。

このグループのもうひとつの魅力は、厳しいサバイバルを通じて育まれた、国境を越えた友情です。PRODUCE48のテーマ曲『Nekkoya(PICK ME)』をリレーダンスしている動画では、じゃれ合うようなわちゃわちゃ感が堪能できます。最高の12人がひとつになって、グローバルアイドルとしての道をひた走る!

2年半という期間限定グループではありますが、その限られた時間を思いっきり駆け抜けてほしいものです。

5月デビュー (G)I-DLE(アイドゥル)/LATATA

こちらもデビューしたばかりとは思えない超強力グループです。デビューして20日で音楽番組1位を獲得し、AAA新人賞、MelOn Music Award2018新人賞など、数々の賞を受賞している「(G)I-DLE」(アイドゥル)。新人らしからぬ哀愁漂う雰囲気の楽曲『LA TA TA』でデビューし、大きな話題を呼びました。

このグループの特徴は、かなり多国籍なルーツを持つこと。韓国人メンバー3人に、タイ・中国・台湾からのメンバーも含めた6人編成です。キュートなのにとってもクールで媚びないイメージや、アジア系無国籍な佇まいがこのグループのカラーでしょう。既に大人気のBLACKPINKにも近い印象で、女性ファンも数多くつかんでいます。

個人的に注目しているのは、リーダーでありラッパーであるソヨンさん。彼女は「PRODUCE101」、ラッパーサバイバル番組「UNPRETTY RAP STAR 3」に参戦した後、満を持してのグループデビューとなりました。同じく(G)I-DLEメンバーのミンニさんとともに参加した、人気ゲーム「LoL」キャラクターによる楽曲、K/DA『POP/STARS』は出色です。耳に残る声色で、英語と韓国語をミックスしたフロウは問答無用の強さ。こちらもグローバルなアイコンに成長する可能性は大です。

8月デビュー LOONA(ルーナ・今月の少女)/Hi High

こちらも超大型グループです。少しずつメンバーを公開していくだけではなく、それぞれのソロ曲やユニット曲を公開し続け、そのどれもがハイクオリティ。大きな注目を集めた「LOONA(ルーナ・今月の少女)」がついに完全体としてデビューしました。デビュー曲『Hi High』MVでは、高揚感に溢れるサウンドに乗せて、バラバラの世界線に生きていた少女たちが集結していくようなストーリーが展開されます。この日を待ち望んでいた!というファンの方も多いのでは?

先述のように、クオリティの高いユニット曲がLOONAシリーズの大きな魅力でもあります。完全体デビューに先がけて、5月に公開されたユニット「LOONAyyxy」による『love forever』MVは、ダークな短編映画のような仕上がり。アップテンポな楽曲にこうした陰をしのばせるのが、LOONAVERSE(LOONAの世界観)の特徴でしょう。完全体の活動のみならず、ユニット展開含めて、これからも目が離せないプロジェクトです。