左より、小峠英二、西村瑞樹

7月2日(木)、3日(金)の2日間、バイきんぐが単独ライブ『クィーン』を開催する。東京・北沢タウンホールで行われるライブのチケットは今年も完売に。しかし小峠は「お客さんに舞台を見てもらうために特別なことはしていない」と言う。

「キング・オブ・コント」で優勝を果たしてから3年。多くの人から支持される彼らに、今回の単独ライブについて、またバイきんぐ独特の言葉選びのセンスのもとなど、彼らの笑いの裏側についても聞いてみた。

最初は小峠がボケだった! バイきんぐの変遷

――単独ライブは『キング』『エース』『ジャック』に続き、今年は4回目ですね。チケットも完売ということですが、いかがですか?

小峠:今回は今までで一番早いペースでチケットが売れたみたいで。

――バイきんぐさんは劇場に足を運んでまで見たいと思わせる芸人さんってことですね。すごいですね。

西村:「そうですねー」とは言えませんけど(笑)。

――ところで、単独ライブは「キング・オブ・コント」優勝以前にもやってたんですか?

小峠:7、8年前に2回やりましたね。あの時は、2回とも事務所から「やれ」と言われて。

小峠英二

――じゃあ、あまり乗り気じゃなかった?

小峠:いや、やるからにはちゃんとしようと思ってたので、イヤイヤではないです。ただ、最近のライブとはネタの作り方が違ってて。まず、僕がボケでしたし、内容もメチャクチャで、奇をてらったようなものばかりでした。

――小峠さんがボケだったんですか!

小峠:「キング・オブ・コント」の5、6年前までそうでした。その前の4年間、2ヵ月に1度新ネタをやるというライブをやってまして。だからパターンもいろいろあって、僕がボケで西村がツッコミの時もあれば、両方ボケとか西村がボケて僕がツッコむとか、とにかくいろんなネタを作ったんです。

その中からネタのクオリティが高くてお客さんにウケがよかったのが、僕がツッコミに回るパターンで、それが今も続いてるってことですね。