左から毛利亘宏、生駒里奈、松田凌、井俣太良 (画像左から)毛利亘宏、生駒里奈、松田凌、井俣太良

劇団「少年社中」の20周年記念公演のファイナルを飾る「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」が1月10日に東京・池袋のサンシャイン劇場で開幕。上演を前に主演の生駒里奈、松田凌、少年社中の看板役者・井俣太良、劇団主宰で脚本・演出の毛利亘宏が会見を行なった。

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世界を統治するトゥーランドット姫(生駒)の下、管理社会となった未来を舞台にした本作。レジスタンスの少年・カラフ(松田)は演劇で管理社会を打ち壊そうとするが、トゥーランドット姫と運命の恋に落ち…。

少年社中作品への出演は2度目の生駒。「演劇で世界を変える」というコピーを掲げる本作で“座長”の重責を担うが「ついに初日を迎えるんだというワクワク感。“演劇で世界を変える”と稽古からたくさんのことを考え、作ってきました。見てくださるみなさまに想いとして、形として伝わればと」と強い思いを口にする。

松田も「演劇で世界を変える」という強い決意表明に「ものすごく大きなものを掲げてサンシャイン劇場の板の上に立つわけですが、お客さまに少しでもいいので、毎日の出来事に変化を与えられる芝居になったら」と語り、見どころとして「生駒大先輩を筆頭にしたダンスは魅力的です!」と明かした。

松田は初舞台出演作にして初主演作となった「ミュージカル『薄桜鬼』~斎藤一篇~」からここまで、たびたび毛利の演出作品に出演してきており「縁を感じる」とも。「いままで生きてきた人生のどの節目よりも、さらに大きな節目にしたい」と本作への並々ならぬ強い思いを語った。

井俣は20周年に「自分たちがやっていること信じ抜いた結果、20年耐え抜いて今がある」としみじみ。その記念公演のファイナルを飾る本作だが「ふたりが感情をほとばしらせて走り回る姿が愛おしくて感無量です」と主演を担う生駒と松田に称賛を送った。

毛利も「この作品を作るために20年やってきたという手応えを感じています」と語り「あとは演劇にとって一番大切な“お客さま”というパーツをお迎えして、爆発するんじゃないかと自信を確信に変えております」と力強く語っていた。

「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」は1月20日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月24日(木)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて、1月30日(水)・31日(木)に福岡・ももちパレスにて上演。

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