客電が落ち、SEが鳴り響き、車椅子に乗ったメト(Dr)がまず最初にステージに登場、黒いフードを華麗に脱ぎ捨てる恋一(Ba)。そしてMiA(Gu)がさっそうと現れ、最後に堂々とした振る舞いでステージ中央に立つ綴(Vo)。

1曲目から重厚な『醜詠』を観客に叩きつけ、ステージ上のトーチの炎もあいまって一気にMEJIBRAYの世界に引き込まれます。スポットライトがMiAを照らし『ネペンテス』へ。続いての『蜈蚣』で「死んでくれー!後ろもっと来いよーーーー!」、『サバト』では「頭置いてけー!!」と観客を大いにアジテーションする綴。

8曲目の『Sadisgate』まで、息もつかせぬ展開。キャッチーかつ激しさと美しさが交錯するMEJIBRAYの「武器」といえるシングル曲の連続で攻め倒します。

SEをはさみ、振り絞るように奏でる『EMLIY』や『これを依存と呼ぶのなら』で激しさ一辺倒ではないところをみせつけてくれます。

『盈虧』ではにっこりと狂気にみちた笑みをうかべる綴。この曲では恋一のトレードマークともいえるストライプをあしらったウッドベースが登場。悪夢のような空間に毒々しい華をそえます。