「見えてるか!聞こえてるか!ここにいるすべての人間がMEJIBRAYだ!」(綴)
「まだ行けるだろう?今日はツアーファイナルなんで今持ってる力、出しきってください。戦おうぜ?戦えるのか?BLITZ!1階!2階!本気でかかってこい!」(綴)
4周年を記念するライブということもあり、観客との絆を確かめるように叫ぶ綴。その声に全力で応える観客。
MEJIBRAY初期のキラーチューンである『KILLING ME』、続いて『原罪の林檎』ではモッシュでフロアが揺れ、ダメ押しのように『アプリオリ』『月食』と叩き込みます。
本編ラストの『アヴァロン』では観客に想いを届けるように、あるいは想いを受け止めるように手やマイクをフロアに向ける綴。そして「これが、夢の様な、本当の現実だ!」と彼が言い切れる強さを今の4人と観客は獲得しているのだと感じました。そして、こういう空間のことを「一体感」というのだと。
鳴り止まぬアンコールの中、まずメトが登場。言葉を持たないそのぶんアグレッシブなドラムソロを披露。そして今ではライブでもお馴染みのナンバー『BOWWOW』、「一緒に歌ってくれ!」と『砂に還りしキミ走る』、「もっともっと来いよ!」と『シアトリカルブルーブラック』へ。
さきほどまでステージに立っていた狂気じみたカリスマは姿を消し、どこにでもいる青年のように優しく語りかける綴。
「MEJIBRAY、4歳になりました。僕たち(4人だけ)のMEJIBRAYじゃないんで、皆もおめでとう。4年間、突っ走ってきました。たかが4年、されど4年です。ここに来てくれてる皆は、最初の僕達を知っている子もいれば、今日が初めての子もいるかもしれません。でもそれは関係なくて、これまで突っ走ってきた”軌跡”が”今日"だと思っています。
自分の4年前を思い出してください。僕らもMEJIBRAYを始めた最初は不安で不安で、どうしていいかわからなくて。でもがむしゃらにやっていく内に、こんなに多くの、君たち、メンバーが集まってくれた」
拍手が巻き起こり、
「これから先、辛いことも人間なんであると思います。苦しくて逃げたい時もあると思います。色々なところに行ってください。今の自分と話し合って、向き合ってみて…、とりあず、なんとか…生きなさい、生きてなさい。そしたら何か必ず見つかると思います。
いろんなこと経験して、これからライブに来れないこともあると思う。お前たち一人ひとりの”MEJIBRAY”という”帰ってこれる場所”を、僕は、来年も、再来年も、守りぬいて、何年も何年もMEJIBRAYの誕生日を祝いたいんだ!いいか!守りぬいてやるから一緒に行こうな?これからもぶっ飛んで行くぞいいな?」
そして『カルマ-瓦礫のマンティコーラース-』のイントロが鳴り響き「これが始まりの曲だ!」と叫ぶ綴。MiA懇親のギターソロを経て、サビの大合唱が。そしてラストの『Divergence』では銀テープがこの空間を彩ります。