今年で結成14年目をむかえるKra。6月には彼らの別名義の活動であるテキーラ東京のシングル『Kung-Fu Lady』がリリースされ、9月にはKraの渋谷公会堂のワンマン公演も控えています。彼らの語る「今」だからこそできることとは――?
――Kraは結成から今年で14年目ですよね。が、ここにきて謎のパフォーマンス集団「テキーラ東京」としての活動も始めたそうで。まずテキーラ東京の話から伺いたいと思います。
景夕:テキーラ東京の方は記憶がなくなってる設定なんですよね。とはいえTwitterなんかはもうごちゃまぜでやってるんですけど(笑)。
――(笑)。昨年末のAiiA THEATERワンマンライブで急に発表されて、ファンの方も驚いたと思うんですよ。
※「テキーラ東京」とは、悪の組織「漆黒のカリスマ団」の手により(中途半端な)改造をされた者たちが集い組織に反逆を誓う物語である(たぶん)
靖乃:そういうことをやるとはまったく一言も告知してない状態でしたからね。それに向けて結構ダンサーチームやホーンチームに「ネタバレしないようにお願いします」と言って。
お客さんの心づもりとしては、「Kraのライブで今年も年忘れ!」みたいな感じで来てくれてたと思うんですよ。そしたら「”テキーラ東京?”なんだそれ!」っていう(笑)。
こっちとしては、なんにもひっかからへんのが一番よろしくない。拒絶反応というか「え?なにこれ!」みたいな衝撃を受けたというのなら、確実に「届いている」とは言えるのじゃないですか。そういうひっかかりができたのは、面白いスタートが切れたのかな。