4.「スモールワールド」のユニットは、フロートを一新!
さて、今回のリニューアルでは「スモールワールド」のユニットに登場する多くのフロートが一新されました。
スモールワールドのユニットには「ショーボート」「エアシップ」「ザ・ムーン」「ザ・サン」の4つのフロートが登場します。
「ショーボート」のフロートには、数多くの映画に登場するドナルドダックと、そのガールフレンドであるデイジーダックが乗っています。
ドナルドのスクリーンデビューは、1934年6月9日に公開された『かしこいメンドリ』でした。
一方のデイジーは、1937年1月9日に公開された『ドナルドのメキシカン・ドライブ』でスクリーンデビューしています。
当時は「ドンナ・ダック」と呼ばれていましたが、1940年公開の『ドナルドのダンス狂』から、デイジーダックと呼ばれるようになっています。
「ショーボート」のフロートには、ドナルドダックとデイジーダックのほかに、豚のキャラクターが乗っています。
彼らの名前はフィドラー、ファイファー、プラクティカル。実は彼らは1933年公開の『三匹の子ぶた』に登場します。
ストーリーは、童話でもおなじみの「3びきの子ぶた」のお話。
ディズニーはこの作品で、アカデミー賞の短編アニメーション部門を受賞しています。
フィドラー、ファイファー、プラクティカルは兄弟ですので、ちょっと見分けがつきにくいですね。
怒ったような表情をしているのがプラクティカル、水兵のような服を着ているのがファイファー、おっとりした表情をしているのがフィドラーです。
5. チップとデールは「兄弟」ではない?
続いて「エアシップ」のフロートには、こちらもおなじみのチップとデールが乗っています。
彼らのスクリーンデビューは1943年4月2日に公開された『プルートの二等兵』でした。
当時はまだ名前もなかったのですが、1947年公開の『リスの住宅難』で、初めて「チップとデール」という名前が付けられたのです。
ちなみに、よく誤解されているのですが、チップとデールは兄弟ではありません。
ディズニーの公式ファンクラブ「D23」の「Disney A to Z」でも、チップとデールはそれぞれ「パートナー」として記述されています。