「本番よりも稽古が好き」と明かした戸次重幸

 「TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸『MONSTER MATES』」の囲み取材会が8日、東京都内で行われ、出演者の前野朋哉、青柳翔、本郷奏多、吉沢悠、作・演出・出演の戸次重幸が出席した。

 本作は、マンションの一室に集まった5人の男が繰り広げるサスペンスコメディー。

 開幕を直前に控えた心境を尋ねられた戸次は「変な言い方ですが、僕は本番よりも若干稽古の方が好き。なので稽古が終わってちょっと寂しい」と告白した。

 続けて「もちろん本番も好き。稽古51パーセント、本番49パーセントぐらいの比率です。お客さんに見てもらってなんぼの商売なので、楽しんでもらえるよう頑張ります」と意気込みを語った。

 また、4人を今回起用した理由については「笑顔が信用できない4人なんです。すごい腹黒さを感じる。演技面で、ですよ」と説明。「視聴者として皆さんの作品を見たときに“本当に笑っているのかな”と思う。そういったみんなの持つ“役者としてのいい闇”が声を掛けた要因です」と明かした。

 報道陣から「これに、納得しているんでしょうか?」と聞かれた4人は複雑な表情を浮かべた。会場が沸く中、戸次は「この話はキャスト間で何度もして納得済みなんです。青柳くんなんか笑いながら目が泳いでいるときがある。そういうのがとても魅力的」とマイペースに語った。

 舞台のテーマに絡め「不老不死だったらしたいこと」についての質問も。前野が「危険なお仕事をやってみたい。ギャラもいいだろうし」と語ると、青柳は「なるべく巨額の富を築きたい」とニヤリ。本郷は「ライオンを倒したい」、吉沢も「象にトライしたい」と続いた。

 戸次は「一生エンタメ。サーカスをやれば盛り上がることは間違いない。死んでもおかしくないショーをやれば、一生食っていける」と野望を語り、笑わせた。

 舞台は8日~3月3日、東京、福岡、札幌、大阪で上演。