「新生!ふくしまの恵み発信事業」新CM発表会が30日、都内で行われ、CMキャラクターをつとめるTOKIOから、城島茂と松岡昌宏らが出席した。

 TOKIOがCMキャラクターに就任してから4年。今回は今年4月に福島県クリエイティブディレクターに就任した箭内道彦氏が演出を担当した。

 冒頭のあいさつで、「書類を見せてもらって驚いたことがあって。TOKIOのみなさんの出演料は『0』。福島への恩返しだと、気持ちで応援してくださっている」と明かした箭内氏。内堀雅雄福島県知事も「震災後はより熱い気持ちが応援してくださっている。その気持ちに応えて復興を頑張っていきたい」とTOKIOの活動へ感謝を口にした。

 福島県産の農産物を乗せたリアカーを引いて登場した城島は「生産者の方の思いが詰まっている。“重い”とはまた違う“想い”があります」と笑顔でコメント。

 松岡は「(レギュラー番組の企画)『DASH村』では福島の生産者の方にいろいろなことを教わってきた。まるで親戚のおじちゃん、おばちゃんみたいな感覚。福島のためにTOKIOで何かできないかと自然に思いました」と言い、さらに、「母方のおばあちゃんが福島県出身。DASH村をやるまで知らなかった」と福島との縁を明かした。

 CMに出演した福島の生産者からTOKIOへのメッセージビデオが流れると、城島は「ジーンときました。責任があるんだな、と。僕たちだけじゃないんだな」と感激した様子。「おこがましいですが、福島県の代表として農産物に込められた愛情、良さを伝えていきたい」と語ると、松岡も「風評被害などのように、表に出さないだけでつらいこともいっぱいあると思う。僕らも村をなんとかしたいという気持ちがあるし、今までも、これからも一緒に頑張っていきたい」と熱く続けた。

 新TV-CM「南郷トマト」篇、「あかつき」篇、「安心安全 野菜」篇は30日から関東・福島・関西・北海道でオンエア。