(左から)平松恵美子監督、大原櫻子、戸田恵梨香、田中直樹

 映画『あの日のオルガン』公開記念舞台あいさつイベントが23日、東京都内で行われ、出演者の戸田恵梨香、大原櫻子、田中直樹(ココリコ)、平松恵美子監督が登場した。

 本作は、太平洋戦争末期に子どもたちの命を守るため、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保育士たちの実話を映画化。

 主演の戸田は「今生きている皆さんと一緒に、次世代に語り継いでいきたい作品です。戦争があった時代の事実を、私たちは分かり切れないけれど、少しでも知って語り継ぐことがすごく大事だと思いました」と作品への思いを語った。

 撮影時のエピソードを聞かれた大原は「恵梨香さんから愛のあるビンタを受けるシーンがあって。人にビンタをされることってなかったので、いざ、愛のあるビンタを受けたときに、傷つくと同時に、こんなに愛情を感じるんだなって思いました。恵梨香さんからのビンタは自慢です」と笑顔で振り返った。

 本作が、時代を超えて語り継ぎたい物語であることにちなみ、「年号が変わっても、変わらずに続けたいことは?」との問いに、戸田は「ダイビング」と回答した。

 戸田は「海に潜るのがすごく好きなので、ずっと続けていきたいです。次はパラオに行って、サメとかいろいろ見たいです。潮の流れが速くて、上級者じゃないと潜るのが大変らしいんですけど、その感覚を味わってみたい」と目を輝かせた。

 田中は「僕はコンビを続けていくことと、大好きなシャウエッセンを食べ続けていくことを、今後も続けていきたいです」とユーモアたっぷりに語り、笑いを誘った。