愛する人との別れは、男女関係なくつらいもの。

男性のほうが未練を引きずると聞いたことがあるかもしれませんが、実際に復縁を考える瞬間は起こるのでしょうか。

なかなか本音を口にできない男性の中には、よりを戻したいと思っても言えない、でも彼女の近況を探ってしまうなど、矛盾した行動が見られることもあります。

失恋後の男性の気持ちはどのように変化するのか、男性の声をご紹介します。

1. 冷静になると“血の気が引くほど”後悔する

「大好きだった彼女と別れるとき、それまでの不満が爆発して怒りをぶつけてしまったのですが、2ヶ月くらい経って冷静に思い出せるようになったら、自分が吐いた言葉とか彼女が正論をいうのを全否定したとか、相当ひどい態度だったなと思いだして血の気が引くほど後悔しました。

こんなに時間が経っていなければ謝罪もできたけど、今さらどんな言葉をかけるのかと自分が嫌になります」(26歳/教員)

別れ際に嫌な姿を見せてしまい、後から悔やむ人は多いと思います。

こちらの男性の場合は、彼女のことが好きだったからこそ我慢が続いてしまい、それが爆発して別れる結果になりましたが、それまでのストレスを一気にぶつけてしまったことをひどく悔やんだそうです。

耐えていたぶん、別れた後もなかなか気持ちが鎮まらず、「これで良かった」と思っていたけど時間が経てばやっぱり後悔する。

「今でもやり直したい?」と尋ねると、「うーん、好きな気持ちはあるけど、よりを戻してもまた同じかな、と想像すると前向きになれない」とため息をついていました。

2. 「彼女だってまだ俺のことが好きなはず」と思いこんでしまう

「好かれている自信がないのでつい彼女を試すようなことが続き、喧嘩になるとすぐ『だったらもう別れようか?』と持ち出すことで彼女が折れてくれていたのですが、あるとき『もういい。別れたい』と言われて本当に終わってしまいました。

でも、どうせ意地を張っているだけ、彼女だってまだ俺のことが好きなはず、とどこかで戻ってきてくれることを期待して、何もしませんでした。

最近、彼女に新しい彼氏ができたと友人から聞いて、やっと本当に終わったんだなと実感したけど、虚しくてたまりません」(28歳/製造)

自分に自信がなく、本心でぶつかるより女性に追わせることで関係を維持しようとするこんな男性もいます。

ですが、別れを切り札のように使われて、毎回こちらが折れるしかないようなお付き合いが、いつまでも続くでしょうか。

自信のなさは別れた後でも彼女を追いかけることを許さず、本当は好きなのにそれを知ってもらう機会がないまま、女性のほうは次の恋愛へと進んでしまいました。

「まだ俺のことが好きなはず」は、男性の希望でしかありません。

本音は「どうか俺から離れていかないで」なのに、それを認められない弱さがこうして復縁のチャンスも失っていくのですね。