3. 「二度とあなたの人生に関わりません」とメールやLINEを送る
「別れた直後は、あいつが悪い、あいつのせいで別れたんだって心の中で元カノを責めていました。でも、落ち着いてみるともちろん俺だって悪いところはたくさんあるし、一生懸命話し合おうとしてくれた彼女の気持ちがやっとわかって。
よりを戻したいって言いたいけど男らしくないし、『あのときはごめん。二度とあなたの人生には関わりません』ってメールを送るのが精一杯でした」(30歳/営業)
実際、元カレからこんなメールやLINEをもらったことがある女性もいるかもしれませんね。
本当に関わりたくないと思う相手に、謝罪の言葉など送る人はまずいません。
裏にあるのは、「まだあなたのことが好きだから、俺のことを思い出してほしい」という願いです。
ですが、それをストレートに伝えても振られたらショックだから、謝罪の形を取ることで元カノの気持ちをやわらげようとするのですね。
これこそ未練の塊のように感じますが、こんなやり方しか選べない男性もいます。
こんな期待をこめた連絡も、だいぶ時間が経って冷静になってからでないと送れないのが現実です。
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別れた直後はまったく後悔しないし、復縁なんて考えることもない。
でも、頭と心が冷静さを取り戻してくると、それまで見えていなかった自分や彼女の振る舞いの意味がわかってくる。
男性の未練はここから始まります。
時間がかかってやっと、元カノの存在の重みを知る。そうなってから行動を起こせるのが男性です。
失恋の痛みを実感する瞬間は人それぞれですが、喪失感からはやはり逃げられるものではないのですね。