『WITH』通常盤DVD 背中だけでも泣けます!!

ライブ本編の他にもおススめがある。華やかな表舞台の裏側を収めた映像「バックステージ・ドキュメンタリー」だ。こちらは、初回限定盤(DVD3枚組、ブルーレイ2枚組)にのみ収録されている。

映像は、1月のリハーサルの初日、ふたりの挨拶から始まる。この時点で、今年兵役入隊を控えたふたりが、このツアーにどんな想いで臨んでいたかが明かされる。ステージからも十二分に伝わったけれど、あらためて言葉にされると、またまたぐっときてしまうだろう。そして、ファンのあふれる笑顔にスタッフの寄せ書き……と、オープニングからすでに、“これはヤバイ”感が……。

そして、ふたりのそれぞれのインタビュー(言葉が本当に印象に残る!)を交えながら、会場ごとにツアーを追いながら、決して表からは見ることはできない“喜怒哀楽”が綴られていく。ここでは、ざっくりまとめて紹介したいと思う。

ふたりにとって、ファンにとって「喜」となる場面。それは、ツアー中に迎えた、ふたりの誕生日を祝う様子だったり、いまやファンの合言葉とも言える「We are T」の誕生秘話だったり、とある会場の打ち上げの挨拶でチャンミンが口にした(ネットで一部明かされていた)言葉だったり。支えるスタッフの思いも、ふたりがしっかり受け取っていることもわかり、心がじーんと温かくなるシーンがいくも収められている。

また、ライブの総合プロデューサーであるSAM(TRF)が、ふたりの印象の変化を語るインタビューがある。ふたりの成長を語るものだが、それを裏付けるシーンを観ると、ふたりの成長はもちろんだが、ふたりの信頼感や関係性の変化も感じられ、またまたじーん……。

「楽」は、「喜」と同様に語ることもできるが、あえて分けてみた。神々しいステージパフォーマンスの真逆をいく姿(このギャップが魅力ともいえるけど)で爆笑させてくれるはずだ。

思わず、「え、そこ!?(笑)」とツッコミたくなるのは、大阪初日で“やっちまった”ユンホの、後の必死ぶり。チャンミンから明かされるユンホの様子とそのコメントに、きっと同意したくなる楽しい場面だ。また、ユンホのとある“本気練習”も必見だ。一方のチャンミンにも、(東京ドームのリハで)膝をついて悔しがるシーンがあるので、ぜひ、ツッコミを入れて楽しんでいただきたい。

また、ふたりが互いに今だから言える言葉や、スタッフがふたりに仕掛けるイタズラのシーンも。そこは、笑いとともに、冗談の裏に見える繋がりや楽しませようというスタッフの心意気が感じられるはず。心がじんわりあたたかくなるシーンかもしれない。