絶対に外せない!探偵選びの4原則

2007年に探偵業法が施行されて以来、探偵に対する規制は以前より厳しくなりました。たしかに探偵業法によって違法行為は減った(やりにくくなった)面はありますが、まだまだトラブル事例は多く聞かれます。

相談する側もきちんと悪徳探偵から身を守れる予備知識を持っておきましょう。次に紹介するのは、昔も今も変わらない“探偵選び”の原則です。

依頼を急がせない

探偵に限ったことではありませんが、いたずらに客の不安を煽って依頼を急がせるようなところは危険です。

「今すぐ契約して調査しないと取り返しが付かなくなりますよ!」といった感じの営業トークをされたら、絶対に依頼するのを避けて別の探偵へ相談しましょう。

契約を急がせるのは、逆にいえば“他社と料金や調査能力を比較されたら勝ち目がない”という自信のなさの表れだからです。

調査の方針を丁寧に説明してくれる

どんな方法で調査するのか、人員は何名なのか、夜間の撮影には暗視装置を使用してくれるのか‥‥?

そうした調査の詳細な段取りを、一般人にもわかりやすく説明してくれるところは一般的に善良な探偵です。

「素人に何が分かる。全部プロに任せておけばいいんだよ!」といった態度のところは避けましょう。

こうした態度には「依頼者を見下している」という表向きの理由だけでなく、実は「別の業者に調査を安く丸投げしている」という裏の事情も隠されています。適当に下請けに出しているから、元請けの探偵自身ですら詳しい調査方針を把握できていないのです。

明瞭な料金体系である

ひと昔前までは、探偵の調査料金といえば高額・不明瞭なのが一般的でした。

しかし近年は若い世代の先進的な探偵経営者も増え、それに伴い料金体系の見直しと情報開示が広まってきました。

「調査員2名を使って車両・諸経費込みで1時間あたり○○円から」のように料金の基準を明確にしているところは安心できます。また「探偵さがしのタントくん」では調査費用がわかる実例コーナーを設け、具体的な依頼ケースでの総額&内訳料金と、なんと慰謝料の見込額まで開示してくれています。

具体的な数字を隠さず出してくれるなら信頼度は高いと言えるでしょう。

選択肢を豊富に用意している

いくら見せかけの料金が安くても、調査依頼の選択肢が1つしかないところは信用性に欠けます。

「費用に糸目は付けないから1ヶ月間、徹底的に張り付いて調査してほしい」「あまり予算がないから、本当に怪しい日の夕方だけを狙って調査してほしい」「離婚訴訟で有利になれるよう、ラブホテル出入りの写真を“2回以上”撮影してほしい」など依頼者の抱える事情は異なります。

そんな相談に対してベストな方法を提示してくれるだけでなく、通常の料金プラン、お得なパック料金プランや成功報酬プラン、割高になるけど成功率が高い4人体制での尾行プラン‥‥など複数の選択肢をサッと提示してくれるようなら、そこは良心的と考えられるでしょう。