「第1回AKB48グループ大運動会」が25日、東京都内で行われ、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48の13チーム、メンバー総勢274人が参加した。
開会式では横山由依、松井珠理奈、渡辺美優紀、宮脇咲良による選手宣誓が行われ、「50メートルダッシュ」「大障害物競争」「走り高跳び」「1000メートル持久走」「ぶらさがり耐久バトル」「グループ対抗大縄跳び」「チーム対抗リレー」の7種目で競った。
結果は、今年5月に有明コロシアムで行われた「第2回AKB48大運動会」に引き続き、47都道府県選抜のチーム8が320ポイントを獲得して優勝した。チーム8にはご褒美として「優勝チームメンバー全員で行く海外旅行」が贈られる。
一方、最少の15人で臨んだチームBは、木崎ゆりあが走り高跳びで稼いだ30ポイントのみで最下位。「チーム全員で会場の撤収作業」の罰ゲームが命じられた。サプライズで登場したNGT48のパフォーマンスの後、助っ人としてチームBに参加した北原里英も罰ゲームに加わり、「前回も撤去作業をしたんですよ…。頑張ります」と嘆いていた。
チーム8は50メートルダッシュでは近藤萌恵里、走り高跳びでは出場者のうち唯一120センチを跳んだ中野郁海、1000メートル持久走では横道侑里がそれぞれ1位を獲得するなど大活躍。最後のチーム対抗リレーではチームSが1位になるなど健闘したが、最終順位ではリレーでも2位につけたチーム8が勢いそのままに優勝に輝いた。
また、この日のMVPはチームKIVの宮脇咲良で、50メートルダッシュに出場すると前回の大運動会でも話題になった独特のフォームによる走り方で笑わせ、大縄跳びでは跳ぶたびに列を外れ、最終的に縄から完全に飛び出すという奇跡の3D跳びで会場を大いに沸かせた。リレーではバトンを落とすなど最後までユニークさを見せつけ、実行委員長を務めたアンタッチャブルの山崎弘也から「私たちの想像を超える動きをしてくれた。成績には比例しないことですが」と絶賛された。
最後に、次期総監督の横山由依は「こんなに大きなところで運動会をやらせてもらうなんて大丈夫かと思っていたけど、たくさんの方に応援していただいてありがとうございます」と感謝を述べた。総監督の高橋みなみも「このイベントをきっかけにまた一段とメンバーのきずなが深まったと思っています。応援してくださったファンの皆さんのおかげです」と振り返った。