特技を明かした羽生結弦選手

 「ロッテ ガーナ チョコびらきセレモニー2015」が27日、東京都内で行われ、CMキャラクターを務める女優の土屋太鳳、広瀬すず、松井愛莉、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が出席した。

 真っ赤なスーツ姿で登場した羽生選手は「3人も女性がいる中、男性一人でちょっと心細いですが今日は頑張ります」とあいさつ。土屋も「今回初めて4人そろって華やかな場にご一緒できてうれしいです」と声を弾ませた。

 この日の会場には、チョコレートがおいしい季節「秋」の到来を祝して、くす玉ならぬカカオ玉を用意。広瀬とともに「さあ、ガーナでチョコ開き!」とひもを引いた羽生選手は、真っ赤なテープに彩られながら「スポーツ選手は、こんな演出を受けることがあまりないので緊張しました」とはにかんだ笑顔を見せた。 

 また、キャッチコピーである“気持ちにエール”に掛けて、自身が応援されていると実感する瞬間を問われた羽生選手は、試合後に浴びる歓声を挙げ、「いい演技をして拍手をいただく時もそうですが、悪かったとしても温かい拍手をいただくと、(フィギュアを)やってて本当によかったなという感覚になります」と答えた。

 一方、「応援したい人物は?」という質問に広瀬は「今、このお仕事を3年間やってきた中で、一番壁にぶつかっている時期なので、自分頑張れって思います」と自分自身にエール。現在「17歳の女の子」の役作りに取り組んでいる最中と明かし、「台本には描かれてないその子のこれまでの人生を、勝手なイメージですがノートに書き込んで勉強しているところ。常に乗り越えたいと思っているので、自分に余裕が持てるようになったら、皆さんに恩返しをしたい」とりんとした表情で語った。

 羽生選手も「僕も結構壁に当たっているのですが、観客の皆さんの応援を受け取ることも僕の仕事。実際に結果で応えることで、皆さんにエールを送りたい」と語った。

 ほかにも秘密びらきとして「耳が動きます」と明かした羽生選手は「小学生の時に先生の話を本気で聞こうとしたら、『お前耳が動いているぞ』と言われて…」とその場で特技を披露。「試合でもこれで得点アップする?」という問いに「それはないです!」と笑って答えていた。