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韓国発の人気グループ、EXO(エクソ)が登場すると、スタジアムは大歓声で沸いた。ずぶぬれになりながらもメンバーは、『Wolf』の圧巻のパフォーマンスで会場の度肝を抜く。同フェス初登場で、ベクヒョンは「『a-nation』のステージを待ってました」とにっこり。スホは「いろんなアーティストの方と同じステージに立ててうれしいです。寒さと雨を忘れるステージをお見せします」と宣言すると、『Growl』や韓国最新曲『Love Me Right』『Overdose』など韓国でミリオンヒットを飛ばした楽曲でハイクウォリティなダンスと彼らの神秘的な世界観を魅せつけた。最後に、11月4日に日本初シングルをリリースすることを発表、スタジアムはさらなる歓声で沸いた。
そして、2002年の同フェス開幕から14年連続出演のTRFが、『EZ DO DANCE』や『survival dAnce』などの鉄板ダンス曲でスタジアムをダンスフロアへと変えて揺らすと、いよいよ大トリ、浜崎あゆみが登場した。
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浜崎は、大トリにふさわしく単独公演さながらの豪華なステージを展開。黒地に金をあしらったボンデージスタイル、白いドレス、浴衣、Tシャツ&ホットパンツなど衣装を替えながら、ダンサーを従えミュージカルのようなストーリー性を感じさせる舞台で5万人を魅了した。『SEASONS』や『Summer diary』、宇多田ヒカルの『Movin' on without you』のカバーなどメドレーを含む全10曲を熱唱。『DEPARTURES』『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーブメント』では、小室哲哉と浦田直也(AAA)も登場し、浜崎のステージに花を添えた。
スタートの『Wake me up』では、チェーンで縛られていたダンサーと入れ替わるイリュージョンで観客を驚かせた浜崎。涙ながらに切々と歌い上げた『HANABI』。『Sunrise』『BLUE BIRD』『SURREAL』ほかサマーソング・メドレーではフロートに乗ってアリーナを周遊、コール&レスポンスで会場のボルテージを上げスタジアムに笑顔を咲かせた。そして、最後は『July 1st』で「騒げ!」と、腕を振り上げて煽って5万人を一体にし、華やかな宴の幕を閉じるとともに、21万人を動員した「a-nation stadium fes.」(8月22日・23日@大阪・ヤンマースタジアム長居、8月29日・30日@東京・味の素スタジアム)の全日程を終了した。