個性的なアクションの数々をバッチリミナー!

今回もインパクト大なデザインと思い切ったコンセプトで我々を驚かせてくれた新ライダー、仮面ライダーゴースト。

そんな仮面ライダーゴーストが特撮ファンと子どもたちの前に動く姿を初めて見せてくれた作品が、8月に公開された『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』です。

本作は、前作『仮面ライダードライブ』の映画作品で、仮面ライダーゴーストは"助っ人"として客演。テレビシリーズ放送開始前に、初顔出しを行っています。

夏映画で定番となっている現在進行形のライダーと新作のライダーによる共演は、新シリーズが本格始動する前のプレリュードであり、ファンサービス的な登場となります。その為、ゴーストの出番も僅かなものではあったのですが、そこで見せたアクションが本当に独創的でインパクト抜群、アッという間に映画館に集まったファンの心を掴んでみせました。

ゴーストが見せるアクションの何が凄いかというと、その動きがひたすらにトリッキーなところです。

"幽霊"というモチーフを活かして、ワイヤーアクションで宙に浮かび、脱力したような姿勢から相手の攻撃をユラユラと揺れながらかわし続け、不意に消えたかと思ったら、相手の背後に突然現れ、不意打ちを食らわせる。

正義のヒーローというとパワフルかつシャープなアクションが多いのですが、劇場でのゴーストの動きは、トリッキーで軟体生物のような動きが大きな特徴となっていおり、従来のシリーズと比べてもその個性的な動きは目を引きました。

空中を浮遊しながらのアクションは、テレビシリーズの第一話でも健在。これまでのライダーのスピーディーな動きとは明らかに質感が異なる、独特の"ふわっ"としたライダーキックもインパクト大でした。

一方で、主力武器となるガンガンソードを駆使してのバトルシーンや、ムサシ魂フォームでの大立ち回りは、正統派のヒーローアクションとしても見どころ十分!

神出鬼没で相手を翻弄するような立ち回りとヒロイックなアクションの両方を見せる仮面ライダーゴーストが、今後、正義のヒーローとしてどのような活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。