人気漫画家によって生み出される怪人をバッチリミナー!
本作の見どころとして、最後に、言及しておきたいのが怪人のデザイナーについてです。『仮面ライダーゴースト』で、"怪人デザイン"としてクレジットされているのは、あの島本和彦先生!
ドラマ化され人気を博した『アオイホノオ』や玉山鉄二さんの主演で映画化された『逆境ナイン』、"漫画家漫画"『燃えよペン』シリーズを筆頭に、ハイテンションかつ熱血な作風、何よりもその刺激的で強烈な作家性より漫画ファンから愛され続けている人気漫画家さんです。
島本先生も脚本の福田さんと同じく、仮面ライダーに新規参戦を果たすクリエイターではありますが、目からウロコといいますか、或いは、灯台下暗しと言いたくなるような……「成る程、そうきたか!」と膝を叩く絶妙な人選だと言えるでしょう。
何といっても、島本先生自身も熱狂的な特撮ファンであり、更に、現在も漫画雑誌『月刊ヒーローズ』にて、ヒーローを題材にした『ヒーローカンパニー』という作品を連載するなど、特撮ヒーローとの親和性が非常に高い漫画家さんなのです。
韮沢靖さんや出渕裕さんなど優れた作家性を持つクリエイターによって、様々な"悪の怪人"を生み出してきた平成ライダーシリーズですが、そこに島本先生が加わることでどの様な化学反応が起きるのか個人的にも注目しています!
基本的には、デザイナーやイラストレイターの起用が基本だった怪人のデザインを数多くの名作を描いてきたベテランの"漫画家"が担当することによって、一体、どの様な姿をした悪の怪人……"眼魔"が生み出されるのか? そして、それらの怪人は、ゴーストとどんな戦いを繰り広げるのか?
『仮面ライダーゴースト』は、ヒーローだけでなく、その前に立ち塞がる悪のデザインにも要注目すべき作品ですよ!
如何でしょうか? 新機軸となる要素を多数盛り込んだ『仮面ライダーゴースト』は、これからの展開が非常に楽しみなライダーシリーズ最新作と言えます。
刑事モノのドラマを軸に、非常にハードな作風が特徴だった前作の『仮面ライダードライブ』から一転して、ファンタジックな世界観となった『仮面ライダーゴースト』。この新しいライダーが一体、どんな世界を子どもたちや特撮ファンに見せてくれるのか……毎週の放送を皆さん、バッチリミナー! レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!!