個人的に、「季節は自己申告制」だと思っている。いくら暦の上ではもう春だと言われても、結局は個人の実感によって決定するしかないものでしょう。その基準はまさに人それぞれで、例えば気温の変化だったり、花粉の量だったり、花の色づきだったりするわけで。
さて、去る3月25日に行われた、「日本一早い夏フェス」というコンセプトをかかげ誕生した『StarFes.』。あくまで自分個人の感覚として考えると、3月末は紛れもなく春。しかも真っ只中ではなく早春という気分ですらある。そんな時期にあえて行われる「日本一早い夏フェス」とは一体どんなものなのか? その正体を確かめるべく、お台場・ヴィーナスフォート裏の特設会場に向かった。当日の天気は見事なまでの快晴。絶好のフェス日和である。
さっそく中に入ろうとすると、入り口でけっこう厳しめなIDチェックが行われていた。『StarFes.』は野外でのデイイベントには珍しく、20歳以下は入場できないことになっているのだ。不思議に思いつつアラサーの自分はなんなくチェックをパスし、無事入場。ふと入場時にオマケで配られたリストバンドを見ると、『StarFes.』の文字と合わせて『SevenStars』の文字が刺繍されている。そう、『StarFes.』はたばこの『SevenStars』が特別協賛となっていて、喫煙+フェスという楽しみ方ができる珍しいフェスでもあるのだ。厳密な年齢制限を設けているのも納得。
さっそく場内をうろついてみると、広すぎないコンパクトな敷地内に、3つのステージが用意されている。メインとなる「STAR STAGE」は1万人弱は入りそうな最大キャパの野外ステージ、「SUN STAGE」は暗めの照明で密閉されたいわゆるクラブ然とした趣き、「FOREST STAGE」は真っ白な壁と天井で床に人工芝が敷いてあり室内ながら開放感のある雰囲気と、それぞれにカラーの分かれたつくりとなっている。
STAR STAGE全景。めちゃいい天気。飛行機も飛ぶ飛ぶ。
SUN STAGEの様子。天井には太陽のオブジェが。
FOREST STAGEで踊りまくる人たち。