わずかな現金とスーツケース、そして「夢」を持ってハリウッドへやって来たウォルト・ディズニー
「レッド・カー・トロリー・ニュース・ボーイズ」が行われるのは、パークに入ってすぐの「ブエナビスタ・ストリート」というエリアです。
ここはウォルト・ディズニーがやって来た、1920年代のカリフォルニアの風景が再現されています。
ショーで使われている赤い路面電車「レッド・カー・トロリー」も、当時ロサンゼルスで走っていた車両を再現しているのです。
さて、そんなトロリーに乗って、最初に新聞配達員たちが登場します。
これはおそらく、ウォルトが幼少期に、兄のロイと一緒に新聞配達をして家計を支えていたからでしょう。
陽気な音楽に合わせて、配達員たちの歌声とダンスでショーは始まります。
さて、そんな配達員たちが持っている新聞の中の一つが、あるニュースを伝えています。
それは、ウォルト・ディズニーがハリウッドに到着したというもの。
実はウォルトは一度事業に失敗して、失意の中、再出発のためにハリウッドへとやって来るのです。
ショーで使われている「A Suitcase and a Dream」という曲では、ウォルトがわずかな現金とスーツケース、そして「夢」を持ってやって来たことが歌い上げられています。
ウォルトのことを歌った曲を聞いていると、いよいよショーの主役であるミッキーマウスが登場します。
彼もウォルトと同じように、スーツケースを持って登場するんです。
このショーに登場するミッキーは、セリフや歌に合わせて、口が動いたり、まばたきをしたりします。
ミッキーの歌声や、配達員たちとのパフォーマンスも必見ですよ。
いよいよショーも終盤。電報配達員さんが登場します。彼女はウォルトからの電報を、ミッキーに届けるためにやって来たのでした。
ウォルトからの電報を受け取ったミッキーは、ゲストと別れて、ウォルトのもとへと向かいます。
ちなみに終盤では、2016年9月5日まで開催されている、ディズニーランド開園60周年イベント「ダイヤモンド・セレブレーション」に合わせて、ミニーマウスも登場します。
ミニーは本当に一瞬しか登場しませんので、見逃さないように注意が必要ですよ。