KDDIは23日、「auスマートバリュー」のTVCM“三太郎シリーズ”の最新作 「鬼と鬼嫁」篇の放送を開始すると発表した。
前作「鬼、登場」篇で、かつて桃太郎(松田翔太)に退治され、今は友達であることが明らかになった鬼(菅田将暉)。桃太郎の自宅を訪れ、妻・かぐや姫(有村架純)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)と家族に関する話で盛り上がるが、桃太郎の不用意な発言がかぐや姫の逆鱗に触れ、鬼嫁に豹変するというストーリーだ。
桃太郎の自宅を訪れ、妻・かぐや姫に紹介された鬼は「ういっす。どうもっす」と、いつもの軽いノリであいさつ。
「いつもお世話になってます」と良妻らしく笑顔で返すかぐや姫を、「かわいい奥さんじゃないっすか」と鬼が調子よく褒める。桃太郎は「そんなことないよ」と謙遜するが、その発言を横で聞いたかぐや姫は「オイ!」と一喝。この豹変ぶりに浦島太郎と金太郎は慌てふためき、鬼も驚いた様子で、その場に不穏な空気が流れる。
焦った桃太郎が「えっと…鬼ちゃんちは、どう?」と次の話題を振ると、鬼は「うち、5人目生まれたんすよ」と予想外の近況を報告。浦島太郎は「え、子どもいんの?」、金太郎も「結婚してたんだ!」と驚くが、鬼は「家族一人一人を養う的な?」と、余裕の表情で語る。
浦島太郎が「どんな奥さん?」と聞くと、鬼は「鬼嫁です」と告白。これを聞いた桃太郎はうっかり「あ、一緒~」と漏らしてしまう。するとかぐや姫がまたしても鬼嫁へと豹変、先ほどよりも強い口調で「オイ!」とすごむ。
浦島太郎と金太郎はおびえ上がり、桃太郎はやってしまったと言わんばかりの表情。しかし同じ鬼嫁を持つ鬼にはこの様子がおかしく、桃太郎を指差してほくそ笑む。
三太郎、かぐや姫、鬼と、5人キャストでの初めての撮影となった今回のCM。最初こそ5人での初めての演技にタイミングを計っていた俳優陣だが、徐々にアドリブの応酬になっていき、それぞれがキャラクターとせりふにこだわった、活気のある会話劇になったという。CMは23日から全国でオンエア。