現役高校生歌手の上野優華
２０１２年、キングレコードが主催するオーディションで１万人の中から「ヤングマガジン賞グランプリ」に輝き、翌年７月にＣＤデビューした上野優華は、現在、高校３年生。そんな彼女の通算６枚目となるシングルは、ダブルタイアップ付きの両Ａ面シングルだ。歌声でもビジュアルでも注目を集める彼女に話を聞いた。
―地元のカラオケ大会に出場したことが、歌手になったきっかけだそうですね。
小さいころから毎年地元のカラオケ大会に出場していて、３、４年前の大会を見ていた方から、オーディションがあると声を掛けていただいたんです。幼いころからすごく人見知りで、授業中に手が挙げられないタイプの子だったので、お母さんが心配して、その引っ込み思案を克服できるようにと応募したんです。まさか歌手になれるとは思っていませんでした。
―今回の両Ａ面シングルの１曲目「ただ、あなたのそばで」は、ドラマ「南くんの恋人～ｍｙ ｌｉｔｔｌｅ ｌｏｖｅｒ」のエンディングテーマです。
以前、二宮和也さんと深田恭子さんが主演されていた「南くんの恋人」を見ていました。今回新たにドラマ化されるこのドラマのエンディングテーマを歌えると聞いて、うれしく思いましたし、緊張もしました。きっと私と同世代の子もドラマを見る、そしてこの曲も聞いてくれるんだと思って。いつもはプレッシャーをあまり感じないタイプですけど、今回はちょっと感じました。
―ＰＶは優しい雰囲気の中で、自分の思いを語るような仕上がりになっていますが、撮影時のエピソードを教えてください。
年下のエキストラさんと撮るシーンがあったんですよ。仲良く話したりするシーンだし、年上だから会話をもっとリードしなければいけないのに、私だけあたふたしてしまって。逆にエキストラさんに会話もリードしてもらったので、もっとコミュニケーション力を磨かなきゃいけないと思って反省した撮影でした。
―シングルのもう１曲「あたたかい場所」は、ご自身も出演する映画『いしゃ先生』の主題歌ですね。この曲では２回目となる作詞に挑戦したそうですが。
映画には私も、主演の平山あやさん演じる医師・志田周子の助手の幸子役で出演させていただきました。山形ロケでは地元の方々に協力していただいたので、受け入れてもらえるような曲にしなければという思いと、歌手として自分が皆さんに伝えたい思いもちゃんと入れて、映画にぴったりな曲にしたいと思って挑みました。歌詞は１カ月ぐらいかけて、やっとできた曲なので、今は早く皆さんに聞いてもらいたいです。
―お気に入りのフレーズは？
サビの終わりが、全部「私のふるさと」という言葉で終わっているんです。ふるさとへの感謝の思いは、離れてみないと分からないことだと思います。この曲でいう「ふるさと」はロケに行った山形県だけでなく、地元の徳島県も含めて考えました。そこが気に入っています。
―「ただ、あなたのそばで」のタイトルにちなんで、そばにいてほしい人、置いておきたい物は？
今あるもの全部が、いつもそばにあればいいなって思います。欲張りな話ですけど、スタッフさんやファンの方、家族や友達がそばにいてほしいです。物は、ケータイさえあれば連絡も取れるので、ケータイです。
―では、そばにあったらうれしい食べ物は何ですか。
カレーですかね（笑）。辛いのが好きで、いろんなお店のカレーを食べています。あとお母さんの豚汁も好きです。家にいる時は必ず作ってもらいます。私自身も料理に挑戦していますが、卵焼きが得意です！ スタッフさんには味がないと言われますけど…（笑）。豚汁も作れたらいいなって思ってます。以前、納豆チャーハンを作りたい時期があって、お母さんに電話で聞いて作ったのですがうまくいかなくて、作る人が違うとこんなにも違うんだなと思いました。これから練習してお母さんの味を再現していきたいと思います。あとは香辛料を使って、自分だけのスペシャルなカレーを作りたいです。
―今年も残り２カ月ですが、今年中にやっておきたいことは？
この間、年明けましたよね？…。それぐらい時が進むのが早いですね！ 高校生活最後の年なので、友達みんなと制服でディズニーランドに行って遊びたいです、キャラクターグッズの耳を付けて！ 昔から制服でテーマパークに行くのが夢だったんです。この間初めてディズニーランドに行って、制服の子たちがいたので、青春やのーって思いました（笑）。
上野優華
10／28リリース
両Ａ面「ただ、あなたのそばで」、「あたたかい場所」両Ａ面 キングレコード
初回限定盤（マキシシングル＋ＤＶＤ）１５００円＋税
通常盤（マキシシングルのみ）１１７６円＋税
すだちっコ盤（マキシシングルのみ）９２６円＋税
