幸樹:映画の方はですね、中々タイアップがつかないから、逆にいっそ自分たちで映画をつけようか、みたいな(笑)。

――この映画、どんなシーンが見どころですか? ラブシーンがあったりとか…?

幸樹:ご想像してるようなこともあるかもしれないし、そうじゃない展開もあったりするし。それはもう見てのお楽しみですね。

――ちなみに演技は初体験ですか?

幸樹:ほぼ初ですね。とても勉強になりました。どの道でもそれを志す人はすごいですね。当たり前ですけど、簡単にできるなんて思っちゃダメですね。でも、逆にまだ演技をしてみたいという欲は出ましたけどね。

――緊張したシーンはありますか?

直人:俺はなかったです全然。 「天の声」みたいな役をやっていたんで(笑)、傍から見たら恥ずかしいシーンだらけなんでしょうけど、楽しんでやってました。

――「天の声」は予告動画には入ってませんでしたね。これは観てのお楽しみですね。

幸樹:かなりアドリブでやってましたね。

直人:受けは狙ってたわけじゃないですけど、撮影に立ち会った人も現場でみんな笑ってました(笑)。

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――玲夏さんの思い出のシーンは?

玲夏:なんだろうなあ、檸檬が酸っぱかった…とか(笑)。部屋の中で撮影だったんですけど、楽しかったです。俺もまたやりたいと思います。でもやるならもっとガチでやりたい。その欲が逆に出てきた。

幸樹:今回はPV制作チームだったけど、ドラマや映画の制作チームで撮ってみたいです。監督さんに激を飛ばされるような体験をしてみたいですね!

威吹:恥ずかしかったです。演技が恥ずかしいとかじゃなくて、相手が女性じゃないですか…、距離がすごく近くて、それが緊張しましたね。

――ラブシーン的なものがあったんですか?

威吹:キスシーン自体は無いんですけど「キスシーンってこんな感じなんだ…」みたいな。近すぎて笑っちゃいました。

ひカる:コンビニで撮影してたんですけど、撮影してる間にも営業していたので、普通に一般のお客さんもいて、そしたら小学生くらいの子供がきて「なんか撮影してる!誰?タレント?」みたいになってて、自転車に乗って追い掛け回してきて、ちょっと芸能人の気分を味わいましたね(笑)。

――作曲は玲夏さんですが。

玲夏:いかにもなコンセプトは無いというか、不器用なので、曲に対して情景と曲が自分の中であまりリンクしないんで、雰囲気です。

――途中から不思議な展開になる曲ですよね。沖縄民謡のような…。

玲夏:自分ではそうは思わないんですが、沖縄風ってよく言われるんですね。そこに乗っかるメロディーは幸樹に任せたんですよ。

幸樹:全然そういうつもりで作ったわけではないんですけど、言われて初めて「沖縄なんだ」というか。

――とくに●●風にしようという意図もなかったと。

幸樹:最初はかっこいい感じにしてたんですけど、なんだかアクがないなと思って、こういう展開にしました。そしたら直人が「玲夏はよくアレOKしたね」と言ってましたね(笑)。

直人:だってそこだけ聞いたらダブっぽいというか。

玲夏:俺だけだとこのアイデアは出てこなかったし、完成形はすごく良いと思う。

ひとりが作った世界に対してそれを壊すという意識じゃないですけど、それがバンドの醍醐味というか、今回は上手いこと化学反応をおこしたのかなと。