4.うなぎの卵とじ

<作り方>
希釈しためんつゆに、刻んだうなぎを入れ、沸騰したら溶き卵を流し入れ、仕上げに三つ葉をのせて完成。ご飯にのせて丼にすれば、さらにボリューム感UP。

松田「うなぎはビタミンA、ビタミンEが豊富。良質なたんぱく質である卵と組み合わせることで、さらに栄養価もアップします」

5.ハマチとオレンジのカルパッチョ

<作り方>
薄くスライスしたハマチ、果肉だけを取り出したオレンジを、扇状に盛り付け、仕上げにオリーブオイルや酢など合わせたドレッシングをかけ、みじん切りにしたパセリを振りかけて完成。

松田「ビタミンEが豊富なハマチは、ビタミンC豊富なオレンジと組み合わせると相乗効果で抗酸化パワーがアップします」

子どもも喜ぶメニュー3つ!

ママは、自分の肌のことばかり考えて料理を作るわけにはいかないのも事実! そこで子どもも喜ぶメニューも3つ教えていただきました。

1.かぼちゃと豆乳の冷製スープ

松田さん作

<作り方>
薄く切ったかぼちゃとスライスした玉ねぎをオリーブオイルで炒め、水、コンソメを加えて煮る。かぼちゃがやわらかくなったら火を止め、ミキサーにかけてポタージュ状に。

仕上げに豆乳を加え、塩で味を整えたら完成!

松田「脂溶性ビタミンのビタミンEが豊富なかぼちゃ。油脂類と摂ると吸収率がアップします。かぼちゃの自然な甘みで子どもにも食べやすいスープです」

2.オレンジと甘酒のゼリー

松田さん作(写真はみかん缶使用)

<作り方>
絞ったオレンジ果汁、粉ゼラチンを鍋に入れて弱火で火にかけ、ゼラチンが溶けたら火を止め、甘酒を加え混ぜる。

カップなどに流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固める。(ビタミンCは加熱に弱いので、弱火で短時間加熱する)

松田「ビタミンCが豊富なオレンジは、コラーゲンが豊富なゼラチンや甘酒と一緒に組み合わせることで、美肌効果が期待できます。子どものおやつにもおすすめです」

3.カレイの野菜あんかけ

<作り方>
水気をふいたカレイに塩、こしょうをし、片栗粉をつけて油でカリっと揚げます。次にフライパンに千切りにした玉ねぎ、赤ピーマンなどを炒め、しょうゆや砂糖などで味付けします。

仕上げに水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、揚げたカレイの上にかけたら完成。

松田「カレイには脂溶性ビタミンのビタミンEが豊富。油と一緒に調理をすると吸収率がアップします。あんかけのとろみにより、子どもでも食べやすくなります」

どんどん紫外線量が増えてくる夏に向け、日焼け止めなどの対策はもちろんのこと、身体の内側からの強い肌づくりを楽しく行うのも大切といえそう!

今回紹介されたメニュー、ぜひ、ヒントにしてみてくださいね!

【取材協力】
日比野 佐和子先生
医療法人 社団康梓会 Y'sサイエンスクリニック広尾 統括院長、大阪大学大学院 医学系研究科臨床遺伝子治療学 特任准教授、公益財団法人 ルイ・パステゥール医学研究センター 基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長

同志社大学 アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学 保険医療学部准教授などを歴任。現在はアンチエイジング医療における第一人者的な立場として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍すると共に、テレビや雑誌等メディアでも注目を集める。

松田 みやこさん
管理栄養士、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。2児の母。

短大卒業後は保育園に就職。約4年半、栄養士として給食業務に携わる。その後、イオンの食育運動に約2年携わったのち、大手総合卸会社に転職後はスーパーやデパ地下の惣菜のメニュー提案、商品開発の業務を約4年半行う。

2010年祐成クッキングアートセミナーにてフードコーディネーター養成コース卒業、翌年2011年管理栄養士資格の取得を機にフリーランスとして独立。現在はメタボの方向けの食事指導やフードスタイリング、レシピ開発、メニュー提案など行う。

ライター。美容、健康、グルメなど、今ドキ女性が気になる情報をお届けしています。素朴な疑問を調査したり、専門家に聞いたりして、分かりやすく読者に伝えるのがモットー。