2. アリスの原作を書いたのは「数学者」

ディズニー映画の原作となった、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を書いたのは、ルイス・キャロルです。

このルイス・キャロルはペンネームで、本当はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンという名前でした。

実はチャールズの本職は小説家や童話作家ではなく、数学者だったのです。

オックスフォード大学のカレッジの一つであるクライスト・チャーチを卒業した彼は、そのまま母校の数学の講師となります。

オックスフォード大学といえば、世界的にも有名な、イギリスの名門大学の一つです。

そんな名門大学で教鞭をとるような数学者が、今でも愛される物語を書いたのでした。

アリスの物語を読んだ当時のビクトリア女王が、ルイスに次の作品を送るように伝えたところ、数学の本が送られてきた、という話が伝えられています(真偽について諸説あり)。

 

3. アリスにはモデルの人物がいた

『不思議の国のアリス』の主人公である少女、アリス。

実は彼女にはモデルとなった人物がいます。

彼女の名前はアリス・リデル。オックスフォード大学の学寮長であったヘンリー・リデルの3人娘の一人です。

『不思議の国のアリス』は、ルイスがリデル家や大学の同僚と一緒に行ったピクニックで、アリスのために即興で考えた物語だったのです。

ルイスはこれまでにも、即興で物語を読み聞かせることがあったのですが、このときはアリスが物語を書き留めるようお願いしました。

もしアリスが物語を気にいっていなければ、ディズニー映画は生まれていなかったかもしれません。

 

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