「第44回ベストドレッサー賞2015」発表・授賞式が25日、東京都内で行われ、受賞者の鈴木直道氏(夕張市市長)、澤田秀雄氏(エイチ・アイ・エスグループ代表)、又吉直樹、吉田羊、松坂桃李が出席した。
今年は「政治部門」に鈴木氏、「経済部門」に澤田氏、「学術・文化部門」に又吉、「芸能部門」に吉田、松坂、「インターナショナル部門」にシャーロット・ケイト・フォックスが選ばれた。
松坂は「この賞の知らせをいただいて、一番驚いていたのは事務所の社長です。いつも私服を何とかしろと言われている松坂が、事務所始まって以来の七不思議だと言われました。そう思います」と苦笑交じりに明かし、自らも「今回の受賞はこれからさまざまな洋服、スーツの似合う男になれよという激励の意味としても受け取りたい」とスピーチした。
普段のファッションでは「着やすい」、「脱ぎやすい」、「目にやさしい」の3カ条にこだわっているといい、「マネジャーさんからは地味と言われて認めてもらえない、友達には『久々に会うのになんでそんな格好なの?』と言われる。自分ではこだわっているのに…」と納得がいかない様子だった。
来月のクリスマスを一緒に過ごす女性の存在について、又吉は「あと1カ月あるので、奇蹟が起こるかというところですね。ちゃんと自分で動かないとだめですね」とどこか他人事のように語り、好みのタイプには「転んだりして膝から血が出ていても痛々しくない女性。それでもかわいく見える女性。明るさや強さ、そういう女性です」と挙げた。
吉田は「ファッションだけではなく、1年の活躍やライフスタイルへの評価でもあると聞いて、がむしゃらに1年走ってきた終わりに名実ともに“ひつじ年”になったなと、ちょっとだけ胸を張れるかなと思います」と喜んだ。さらに、唯一「ウールマーク賞2015」も受賞すると「今『ウールマーク賞』と聞いて、名前に羊を背負っている以上、私が受賞しないで誰がするんだと思ったのでほっとしています」と笑いを誘った。
さらに、結婚の予定を問われた吉田は「皆無です。まったくない。でも今日は敬愛する又吉さんのお隣に座れたのでそれだけで」とにっこりほほ笑んだ。又吉の挙げた好みのタイプを報道陣から聞くと「それで又吉さんが喜んでくれるなら、とりあえず膝をけがする練習をしておきます」とまんざらでもない様子だった。