お父さんやおじいちゃんが尊敬されるおもちゃ

木製 けん玉(ひも付) アーテック

最近世界的に人気となっているけん玉。日本では昔からあるおもちゃです。今の子どもたちはあまりけん玉ができないようですが、僕ら世代(昭和40年代生まれ)は、結構やりこんでいました。僕は今でも、“もしもしかめよ”くらいならできます。

「けん玉は意外と人気の高いおもちゃです。お父さんやおじいちゃん世代が、子どもや孫にけん玉テクニックを披露すれば、尊敬の眼差しで見られることでしょう。最近は玉が無地のものが人気です。イラストを書いたり色を塗ったりといった楽しさも味わえます」(金津さん)

ミニ四駆 タミヤ

1982年にタミヤが発売したミニ四駆は、テレビやマンガなどとのメディアミックスが行われ、1990年代大ブームになりました。比較的手頃な価格で遊べたため、子どもを中心に大人気。その後、2012年に発売40周年を機にまたブームになりつつあります。今は、当時のブームを体験した大人が子どもたちとレースをするなど、幅広い層に人気です。

「お父さん世代が熱中したミニ四駆は、最近またブームになっています。お父さんがお子さんに作り方やカスタマイズ方法を教えることで、親子のコミュニケーションにもつながります。どちらかというとお父さんが率先してやっているのを見て、お子さんがやり始めるというパターンが多いようです」(金津さん)

ガンプラ バンダイ

©創通・サンライズ

『機動戦士ガンダム』。1979年にテレビアニメで放送されてから、現在まで人気シリーズとなっています。「ガンプラ」は「ガンダムのプラモデル」の略。ガンプラの発売日には、当時の小学生が学校を休んでおもちゃ屋に並ぶといったことが起こり、社会現象にもなりました。僕はガンプラがなかなか手に入らなかったので、いつも太陽の牙ダグラムのプラモデルを作っていました。

「プラモデルの定番です。お父さん世代なら一度は作ったことがあるのでは。今でもガンプラは大人気です。最新のモデルだけではなく、初期のモデルも人気が高いのが特徴です。組み立ても簡単で、彩色済みなので、手軽に作れます。親子で楽しめますよ」(金津さん)

コレクション欲を満たすおもちゃ

トミカ スーパーオート トミカビル タカラトミー


男の子の定番おもちゃといえば、ミニカー。トミカは1970年に登場しました。国産車から外車、働く車などをおもちゃ箱にいっぱい入れているお子さんは、今でも多いのではないでしょうか。僕もミニカーは持っていたのですが、ガレージは買ってもらえませんでした。僕の周りにも、あまりいませんでした。ミニカーのガレージを買ってもらうのは、一般家庭ではなかなか難しかったのでした。

「長年、トミカは男の子の定番ですね。ガレージを手に入れると、コレクション欲が刺激され次々とミニカーを集め出すようです。男の子はクルマ好きが多いので、時代を超えたロングセラーになっていますね」(金津さん)

シルバニアファミリー あかりの灯る大きなお家 エポック社

1985年に発売された、エポック社初の女の子向け玩具シリーズです。僕は男だったのでシルバニアで遊んだことはありませんが、名前くらいは知っています。「ドールハウス」は、女の子にとってはかなり憧れが強いようで、子供の頃にシルバニアで遊んでいたお母さん世代にも根強い人気なんだとか。

「男の子の定番がトミカなら、女の子はシルバニアファミリーですね。この商品はとても大きいので、喜ばれること間違いありません。ただし、結構大きいので置き場所を考えましょう。人形や家具などを揃えていけば、長く遊べるおもちゃです」(金津さん)