安定感のあるリズム隊の珀、Seika（Dr）、派手に動きまわる宗弥（G）と華麗なmagのコンビネーション、そこに彩りを添えるteru（Key）。
そして、楽器隊の作り上げたサウンドにのって楽曲世界を身体全体を使って表現するミケ。もともとポテンシャルの高いプレイヤー集団だったBlu-BiLLioNですが、このツアーで華やかな魅せ方を獲得したように思えて、バンドとしての力がさらに大きなものになったのではないでしょうか。
Blu-BiLLioN・宗弥（G）
「ツアーファイナル！ 一番長いツアーを回ってきましたが、”あっ……”という間に終わってしまいました。今日も”あっ……”という間に終わってしまいそうなので、一瞬一瞬を心に刻んでいこうと思います」というミケ。
そして『MoSaic』ではフロアが上下に揺れ、『Blind eyes』を演奏し終えると照明が暗転し、宗弥の爪弾くギターから始まった『キミコレクション』では、珀がアップライトベースに持ち替えて、オトナな雰囲気に。
このメルパルクホールは東京タワーの近くということもあり、続いての「東京のみなさん、次やる曲わかる…？ このペンライトを使う曲です。…まるで東京の夜景のようだ（笑）。ついに東京でこの曲をやる日が来ました」と『東京シンデレラ』へ。ステージから降りて奔放に客席を歩きまわるミケ、magと珀もそれに続きます。
こんな風にいい意味で自由な雰囲気はこれまでのBlu-BiLLioNになかったように思います。だからこそ美しいメロディがさらにキラキラと映えていました。
「今回のツアーは初めて行く場所も多くて、初めての出会いもたくさんありました。新しいことを始めるのは勇気のいることで、失敗したらどうしようとも思うけど、それに、みんなが応えてくれると嬉しくて、これからも頑張ろうと思います」と『Resonance-共鳴-』へ。
Blu-BiLLioN・teru（Key）
そして『GARDEN』、『SEED』とアップテンポなナンバーが続き、『star mind』での青いライトがゆっくりとおりていく演出が印象的でした。
『H＆H』でタオル回しがフロアに広がり、『Count Down』では銀テープが炸裂。そしてラストのお祭りのような『Ready？』で本編が終了しました。
