くいしばりが起こす不定愁訴の数々

自律神経が影響してきますので、個人差もあり、症状も様々です。その中でも、誰もが通る目立った症状をご紹介しましょう。

これらは、歯をかみしめて顎に力が加わったことによって起こる不定愁訴なので、まとめて「かみしめ呑気症候群」と呼ばれています。

くいしばりチェック

このように、日常のくいしばりが怖いことはわかりました。でも、歯ぎしりやくいしばりは、気付かないうちにやってしまうものです。とくに眠っている時なんて、家族に気づいてもらわない限りわかりませんよね。そこで自分でもわかるチェック法をご紹介しましょう。

  • 普段は眉間にしわはよっていないのに、朝起きた時に、眉間にしわが寄っている。
  • 起きた時に顎の筋肉に疲労や痛み等、なんだか違和感を覚える。

この2つがあれば、寝ている間に歯ぎしりかくいしばりをしている可能性が多いでしょう。

また、昼間はトイレ休憩の時にでも鏡を見ましょう。

  • 眉間にしわが寄っているとくいしばりをしている可能性大です。
  • 顎や頬に違和感を覚える
  • 息を止めていたような気がする

この3つに当てはまらなくても、何気なく目にする所に「歯!ふう~(にこっ♪)」と書いた付箋を貼ってみましょう。デスクワークの人は、パソコンの端や電話の横等、普段目にしやすい場所がお勧めです。
付箋を目にした時に「くいしばってる?」と気づくことがあります。

このような”気付く”という方法で、まず、自分がくいしばりをしていることに気づくことから始めましょう。
パソコン中、テレビを見ている時、料理中、掃除中、頬杖中etc……。何かに集中して、黙々と作業していた時、がんばっているときなんかが要注意です。