3D表現やなりきりの熱演で描き出す実話の輝き
『ザ・ウォーク』 1月23日(土)公開
ドキュメンタリー『マン・オン・ワイヤー』(08)でも取り上げられた、実在の大道芸人フリップ・プティの物語。
1974年、ニューヨークのツインタワービルのあいだにワイヤーを張り、命綱なしで綱渡りによる空中歩行を挑んだ姿を3D映像で臨場感たっぷりに描き出す。
監督は、ロバート・ゼメキス。ジョセフ・ゴードン=レヴィットがプティに扮している。
『スティーブ・ジョブズ』2月公開
『スラムドッグ$ミリオネア』(08)のダニー・ボイルによる、アップル社の共同設立者スティーブジョブズの伝記映画。
ジョブズを『それでも夜は明ける』(13)のマイケル・ファスペンダーが演じ、彼の人生を決定づけた3つの瞬間を切り取っている。
脚本は、Facebookの創設を人間ドラマとして描いた『ソーシャル・ネットワーク』(10)のアーロン・ソーキン。
『リリーのすべて』 3月18日(金)公開
世界で初めて性別適合手術を受け、男性から女性となったデンマーク人の画家リリー・エルベの人生を描き出す。
妻がいながら、自身の内なる女性の心に葛藤する主人公に、『博士と彼女のセオリー』(14)でオスカー主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。
同じくオスカー4部門を受賞している『英国王のスピーチ』(10)のトム・フーパーがメガホンを執る。
『スポットライト 世紀のスクープ』 4月公開
トロント映画祭で観客賞次点に輝いた社会派の人間ドラマ。
ボストン・グローブ紙の新聞記者たちが、長年隠されてきたカトリック教会の児童虐待のスキャンダルを暴いた実話を、俳優・脚本家としても活躍するトム・マッカーシーがスリリングに描き出している。
主演は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)のマイケル・キートン。
『THE 33(原題)』 2016年より
2010年8月、坑道の崩落で33人の作業員が地下深くに閉じ込められ、69日後に全員が奇跡の生還を果たしたチリ・サンホセ鉱山落盤事故を、ハリウッドとチリのタッグで映画化。
彼らの家族や救助チームにもスポットが当てられ、主人公マリオ役にアントニオ・バンデラスが扮するほか、ジュリエット・ビノシュ、ロドリゴ・サントロらが脇を固めている。
スピンオフやヒーロー復帰のシリーズ作!
『アリス/スルー・ザ・ルッキング・グラス(原題)』 7月より
『アリス・イン・ワンダーランド』(10)の続編。前作の3年後を舞台に、ジョニー・デップ、アン・ハサウエイ、ミア・ワシコウスカらが再集結。
サシャ・バーロン・コーエンが扮する“タイム”という新キャラクターも登場する。監督は『ザ・マペッツ』(10)シリーズのジェームズ・ボビンが務め、前作でメガホンを執ったテイム・バートンは製作に回っている。
『ゴースト・バスターズ3(原題)』 8月より
『ゴーストバスターズ』(84)シリーズのリブート作品。今回は女性たちを主人公に、奇想天外な幽霊退治が描かれる。
監督は『プライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン』(11)のポール・フェイグが務め、同作出演のメリッサ・マッカーシーほかクリステン・ウィグらが出演。
また、チャニング・テイタム製作・主演による男性版の新作も決定している。
『ローグ・ワン(原題)』 12月より
『スター・ウォーズ』シリーズの新たなスピンオフ第1弾。
『エピソード3/シスの復讐』(05)と『…エピソード4/新たなる希望』(77)のあいだの時代を舞台に、帝国軍の宇宙要塞“デス・スター”の設計図を奪おうとする反乱同盟軍戦士たちの闘いを描き出す。
主人公となる女性戦士に、フェリシティ・ジョーンズ。ギャレス・エドワーズが監督を務める。
『アンタイトル・ネクスト・ボーン・チャプター(原題)』 2016年より
サスペンスアクション“ボーン”シリーズの最新作。
4作目の『ボーン・レガシー』(12)ではジェレミー・レナー演じる別の主人公が立てられたが、今作では『…アイデンティティー』(02)、『…スプレマシー』(04)、『…アルティメイタム』のマッド・デイモン扮するジェイソン・ボーンがカムバック。
2、3作目のポール・グリーングラスがメガホンを執る。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 2016年より
“ハリー・ポッター”シリーズのスピンオフ。
『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)の約70年前のアメリカを舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校の教科書『幻の生物とその生息地』の編者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描く。
スキャマンダー役に、エディ・レッドメイン。原作者のJ.K.ローリングが原作を書き下して脚本も手掛けている。