2015年もあと少しで終わり。年末年始の騒がしさが落ち着くと、いよいよ冬アニメのシーズンが始まりますね!
すでに各作品の公式サイトで公開されている「あらすじ」を読んでどんな作品なのか想像したり、公開されているプロモーション映像を見てワクワクしたり、なかにはアニメ化で原作から変更されたポイントが気になって眠れない夜を過ごしている人もいることでしょう。
とはいえ年末年始の忙しいタイミング。しっかりとアニメの情報をチェックできていない人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、情報を見落としている作品もあるかも。
というわけで、今回もアニメ大好きライター・haruYasy.が独断と偏見(と趣味)で選ぶ、2016年1月スタートの冬アニメおすすめ作品ベスト10をお届けしていきますよー!
イチオシの1本!十文字青『灰と幻想のグリムガル』
放送情報:2016年1月10日24時30分からTOKYO MX、1月13日26時44分からABC朝日放送など
ライトノベル作家・十文字青さんの同名ライトノベルをアニメ化した『灰と幻想のグリムガル』。気がついたら異世界に居たという少年少女たちの冒険を描いた作品で、主人公・ハルヒロもそのひとり。場の流れで仕方なく「義勇兵」と呼ばれる冒険者となり、同じ境遇の仲間たちとパーティーを組んで、まるでゲームみたいな世界を生きていくという物語が描かれていきます。
キャラに何か恨みでもあるのかと言いたくなるほどに苦境に苦境を重ねていくスタイルで、「たとえメインキャラであっても容赦なく死ぬ」という某シナリオライターに近しいものを感じる十文字青さんのファンタジー世界は、初めて触れる人にとってはかなり新鮮に感じるかもしれませんね。落ち着いた雰囲気を持ち……頼れるリーダー的存在……第3話……うっ、頭が。
原作となるノベル『灰と幻想のグリムガル』を愛読している身としては、会話や独り言、心のなかの愚痴の描写が多いところをどのようにまとめているのかも気になりますが、主要キャラのひとり「ランタ」の読んでるだけでも殺意が湧いてくるウザさがどのように映像化されているのかを楽しみです。
正直に言えば「『薔薇のマリア』もアニメ化してよ!」とクレームを入れたいところですが、「それはそれ」と嘆きながら放送を見守って行きたいと思います。
だがしかし
放送情報:2016年1月7日 深夜2時16分からTBS、同日深夜3時30分からCBC、1月8日夜11時30分からサンテレビなど
同名マンガを原作とする『だがしかし』。片田舎にある小さなボロ駄菓子屋「シカダ駄菓子」の息子・鹿田 ココノツと、大手菓子メーカー「枝垂カンパニー」の令嬢・枝垂 ほたる(巨乳)のふたりを主人公に、駄菓子への愛ゆえに巻き起こる“仁義なき戦い”が描かれていきます。
なんといっても本作の魅力は“お菓子バカ”すぎる姿が可愛いヒロインのほたるちゃん。もしリアルにいたら「なんやコイツ……」とドン引きするレベルで駄菓子愛を語る姿はとても真っ直ぐで真摯。「うんうん、そうだね」と優しく見守りたくなります。そして巨乳。
すでにプロモーション映像が公開されていますが、それを見ると各メーカーの協力を得られたのか「うまい棒」などのパッケージがそのまま登場しており、昔ながらの駄菓子屋を懐かしみながら楽しめそうで安心しています。「うめえ棒」とかじゃ雰囲気ぶち壊しですし。
「駄菓子屋」という存在を知らない人にはいまいちピンとこないかもしれませんが、30円の謎ジュースを買いに行った少年時代を思い出しながら楽しみたいと思います。
紅殻のパンドラ
放送情報:2016年1月8日25時40分からTOKYO MX、1月10日24時からチバテレ・テレビ神奈川・テレ玉など
日本を代表するSFマンガとして、海外でも人気を得ている『攻殻機動隊』。その原作者・士郎正宗さんが原案を担当し、『攻殻機動隊』の設定や世界観を汲んだ近未来SF作品。
まるで「ドール」のような全身義体を持つ主人公の少女・七転福音と、ネコ耳メイドというあざといコスチュームに身を包んだアンドロイド・クラリオンのふたりが主人公となっており、本家の硬派な雰囲気とは違ったゆるめのテイストで構築された物語が描かれていきます。
制作を「結城友奈は勇者である」で注目を集めた「Studio 五組」が手がけるのも楽しみなところで、電脳空間の描写や激しい銃火など、『攻殻機動隊』らしいサイバーな戦闘描写に期待しています。