映画『信長協奏曲』のカップル限定試写会が21日、東京都内で行われ、出演者の小栗旬と柴咲コウが登場した。この作品は2014年、“月9”史上初の時代劇として放送された連続ドラマ「信長協奏曲」の劇場版。主演の小栗演じるサブローと、柴咲演じるその妻・帰蝶を“戦国版・理想の夫婦”と掲げ、80組160人のカップルが参加した。
会場では、2人に対する質問コーナーを実施。「お二人が思う理想の夫婦は何ですか?」という質問に、小栗は「難しいですね」と悩むものの、司会の軽部真一アナウンサーから「夫としてちゃんとできている自信は?」と問われると「全然ないです」と即答。「100点満点で採点すると?」という質問には「28点ぐらいですかね。結構できてないことありますよ。何もやりませんし」と厳し目に自己評価。
「低すぎるのでは?」という突っ込みに、小栗は「これで『70点』と答えて家で(妻の山田優から)『70点じゃない!』と言われてもちょっと(困る)…。低く見積もっておいたほうが…、夫婦円満の秘訣(ひけつ)です」とニヤリ。反対に「『もうちょっと高くつけてもよかったんじゃない』とか言われたら “良かった~”みたいな…」と絶妙な採点であることを明かし、笑いを誘った。
一方、柴咲は「お互いを褒められる関係がいいですね。きっと、ずっと長くいると悪いところが目立ってきちゃう。でも“やっぱりここが好き”という核となる部分が、言葉でちゃんと言えたらいいですね」と理想を思い描いた。
さらに、交際9年というカップルから「恋愛から結婚に変わるきっかけは何?」という切実な質問が。
これに小栗は「やっぱり男性が決断しないといけないんじゃないかな」と持論を展開。決断するタイミングについては「うちの場合はこれ以上引き伸ばしたら(相手が)いなくなっちゃうかもしれないと思ったから」と明かし、「9年といえば、ある意味その女性の一番いい時間をこっちはもらっちゃっているわけじゃないですか。それをいい時間にするか悪い時間にするかは男性次第。(僕も同様に)もうこれは結婚という形を取らないといけないと思った」と自身を振り返った。
また、小栗はその男性に向かって「きっかけは今日なんじゃないですか?」と公開プロポーズを後押し。意を決した男性がその場で「結婚して下さい」とプロポーズすると、女性は「もちろん」と快諾。まさかの展開に、会場も驚きと温かい空気に包まれた。
映画は1月23日から公開。