「『SR サイタマノラッパー』シリーズには、地方の若者の挫折を鮮やかに描いた青春映画としての魅力と共に、新しい仕掛けの魅力も盛り込まれています。１作目からSNSを有効に活用し、口コミで全国に人気が拡がりました。最新作でもSNSを使ってエキストラ2000人を集めたり、USTREAM放送で映画の小道具を募るなど、新しい制作方法を採ると同時に、新しい宣伝の仕方も実現しています。本作の入江悠監督は、インディペンデント映画として日本映画をひっくり返す作品を作る、ということを自覚して制作しています」（門間さん）
さらに、２月２日には最新作の完成記念として実際のライブイベントを開催。USTREAM中継では累計で１万１０７１人もの視聴者を集め、大きな話題となった。
「さまざまな取り組みを行い、自分の作りたいオリジナル作品を、限られたコストで最少人数で制作し、自由な制作環境を守り続けていく。これはメジャーの大作と渡り合う方法とは別の、インディペンデントでしか作れない映画の可能性を提示したと言えます」（門間さん）
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